※【病気解説一覧】のリンクを記事に最後に貼ってあります。様々な病気や検査について語っておりますので、普段から気になってるものを探していただければ幸いです。



これはちょっとびっくりしました。

いやぁ勇気が必要だったでしょう。

尊敬します。


出典:毎日新聞


埼玉医科大学感染症部長の岡先生です。


COVID-19の頃からメディアに出演されて感染症について解説されてました。自分も御尊顔を拝見していたので存じ上げております。


その先生が次のように変身されたんです。





こうです。


いやーすごくないですか?

素晴らしいと思います。

いつでも人間は変われるんです。

こういうのなら形から入るのも悪くないですよねぇ。


自分も髪の毛においては同じ道を歩んでいるんで参考にさせていただこうと思います。



さてさて。

こういう記事がありました。


「今の内視鏡は楽だから安心して受けましょう」「AIで内視鏡は新時代を迎える」


まあそういう記事ですね。


癌の早期発見を目的とし、内視鏡を受けることをオススメしてくれてるんでしょう。


ありがたい話なんですけれども...残念ながらまだそこまで簡単な話ではありません。


確かに前よりは楽になったでしょう。我々も辛くならないように全力を尽くします。しかし全員が全員楽に出来るってのはやっぱり無理があるんですよね...。


詳しくはこちらをどうぞ。


そこで今回は、上の記事では触れなかった胃カメラと大腸カメラで辛いポイント、或いは乗り越えるべきポイントをご紹介致します。


共に内視鏡を受けやすくして参りましょう。


【胃カメラ】

①口の中で舌に触れる時。

・経口内視鏡で最初に乗り越えるべきポイントは、舌に触れる時です。

・平気な方は何ともないんですが、気になるとオエオエしてしまいます。これは歯磨きのオエオエと同じです。

・嫌な感じがした時のコツは「違うことを考えて意識しない」ことです。九九でも数えましょう。


②鼻を通る時

・経鼻内視鏡は経口内視鏡よりオエオエしません。しかし鼻腔が狭い内視鏡先端が通りにくいことがあります。特に今は鼻炎の時期で粘膜が浮腫んでますしね。

・絶対無理な時は反対の鼻腔にしたり、それでもダメなら経口に切り替えます。

・問題なのは狭いんだけどどうにか内視鏡が通った時です。こういう時は内視鏡の管と鼻の粘膜がこすれるんで、鼻がツーンとしたり痛くなるケースがあります。

・ここはパニックにならず「ちょっと擦れて痛いです」と伝えましょう。内視鏡に塗るゼリーを追加してくれます。


③何と言っても梨状窩(食道の入り口)を通る時

※当院写真

※出典:日経メディカル

・ここが最も大事です。カメラが食道に入る瞬間です。ここがうまく行くかどうかで全てが決まると言っても過言ではありません。

飲み込みは共同作業です。「のんでくださーい」と言われたらそっと飲み込みましょう。その瞬間に異物であるカメラの先端がのどを通ります。

・スムーズに通って何の問題もなかった時は大成功です。おめでとうございます。

・問題なのは違和感を強く感じた時、或いはむせこんでしまった時、或いはオエオエしてしまった時です。

焦らないで下さい。違和感はありますが何かが起きた訳ではありません

・とにかく「何とかしようとしない」ことです。咳払いしても何も解決しません。何かを試みればみる程どうにもならい状況にパニックに陥ります。「ああ。こんなもんなんだな」って感じで諦めるのがコツです。

・目をギュッと閉じて喉に集中するのもよくありません。目は開けたままボーッと壁でも見てましょう。


④観察して写真を撮ってる時


・梨状窩通過を何とか乗り切り、違和感にも慣れてくると、気が付けば「ピッピー」という音がずっと鳴ってることに気付くでしょう。そして何だかお腹がはってきてることにも気付くでしょう。

・胃はぺっちゃんこなので、いい写真撮るために空気を入れて膨らませているんです。そのためゲップは出来る限り我慢です。ゲップしてしまうと空気が抜けてしまい入れ直すことになり、終わるのが遅れてしまうんです。出ちゃうのはしょうがありませんけどね。

・そしてとにかく、ダラーンとだらしなく力を抜いてヨダレを垂れ流しましょう。飲み込むと必ずむせます

・ゲップとむせ込みはセットでついてきますよー。


⑤十二指腸に向かう時


・「じゃあ最後に押されまーす」とか「ここが一番辛いでーす」とか言われたら十二指腸に向かってます。

・強く押される圧迫感が襲って来るでしょう。オエオエしやすいですしゲップも出やすいです。胃を押し下げて無理矢理進むしかないんで、本当にここが一番押される場面なのです。

・最初に行く流派と最後に行く流派がありますが、いずれにせよ「ああ、辛いのか。仕方ないな」って改めて諦めましょう。やはり力を抜くことが肝心なのです。


【大腸カメラ】

・残念ながら特別なコツはありません。偉そうに言っておいて本当に申し訳ございません。それでも敢えて幾つかポイントを紹介致します。

①やっぱり体はだらーん

・ただ1つ言える事は、胃カメラの時と同じように、可能な限り全身の力を抜くということです。

・体に力が入っていると抵抗がめちゃくちゃ増してしまうんで、内視鏡が驚くほど進まないんです。そうなると強く押さなくてはなりませんし検査時間も長くなってしまいます。

大腸カメラは時間が経てば経つほど辛くなる

・何故なら少しずつ大腸内に空気を送っているからです。風船のように大腸が膨らめば当然辛さにつながります。

・そんな訳で諦めて力を抜いちゃいましょう。

③途中でお腹を押されることがある

・もしかしたら途中でお腹を押されるかもしれませんがびっくりしなくて大丈夫です。内視鏡を進みやすくしているんです。

・ここでも力を抜いておきましょう。

④鎮静剤はリラックスしてないと効かない

・鎮静を選んだのならとにかく身を任せることです。緊張すると人間は眠れません。やっぱりここでもだらしなくダラーンとすることが重要です。

⑤下剤は最低でも1リットルは飲む

・前準備も大切です。しっかり下剤を飲んで透明でカスのない便を目指しましょう。

・便が残っていると、その分吸引したり、空気入れたりしてやっぱり検査の時間が長引いてしまうのです。


最後に今話題のAI内視鏡についてです。

【AI内視鏡】


※出典:日本消化器病内視鏡学会

・現場の医師が求めるAI内視鏡のクオリティは、見落としやすい癌のみを教えてくれることです。誰でも気付くような病変を「ここですよ」とわざわざ指摘されても意味がありません。

・正直、そういう意味においてはまだ改善の余地があるのが現時点でのAI内視鏡です。「画面に出て来る四角がウザい」と感じてしまうレベルなんです。

・小さい変化を捉えようとすると、癌以外の正常な変化も捉えるようになってしまうので、根本的にバランスが難しいんですよね。

・更に本質的なことを言えば、AIの師匠は人間。それ以上の能力を求めるのにはそもそも無理があります。

・ただ日本人のやる仕事ですからいつか必ず良いものが出来上がるでしょう。そしてそれが普及すればもっともっと安くなるでしょう。そうすれば自分にも手が届きます。気長に待とうと思います。

・これだけは言えます。現時点においてはAI内視鏡より熟練者の腕です。



今回は以上です。それでは皆さんお疲れ様です。


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