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さて逆流性食道炎です。

※出典:国立長寿研究センター


やはり頻度の高い疾患です。


今回も教科書的な解説ではなく経験からの個人的見解を展開してみようと思います。


そんなに分かりにくい病気でもないですしね。



【逆流性食道炎の典型例】

・ものすごく典型的な流れは下記の通りです。


①食道裂孔ヘルニアなど、胃液の逆流しやすい環境がある。

・食道と胃のつなぎ目が緩いんです。

・蓋のない水筒のようなものです。倒せば、つまり横になれば、胃液は当然食道側に流れます。


②境目が炎症を起こし、まずは白くなる。

・これくらいならまだ無症状かしら。


③だんだん広がる。


・ここまで来ると胸焼けしそうです。心窩部痛(俗に言う胃痛)もあるでしょう。


④潰瘍になって全周性になる。

・食事は無理でしょう。絶食、点滴のために入院もあるかもしれません。


【逆流性食道炎の症状】

・やはり逆流性食道炎の症状は、呑酸(胃液の逆流)、胸焼け、心窩部痛です。

・よく「口の中が苦い」も逆流性食道炎の症状と言われますが、「呑酸も胸焼けも心窩部痛がないのにこれのみ」はちょっと違和感があります。

「うっ、逆流してきた!」

「口の中にまで来た! 苦い!」

・これは十分にあり得ます。いわゆる呑酸ですね。

・しかし「朝起きたら口の中が苦い」だけは逆流性食道炎の症状としては典型的ではないように思います。


【逆流性食道炎の起きやすい人】

①ストレス抱えて常に胃酸が出てる人

・これは胃潰瘍や十二指腸潰瘍と同じですね。

②胃酸が出やすい食事ばっかり食べてる人

・これも胃潰瘍や十二指腸潰瘍と同じですね。

・焼肉、ハンバーグ、肉まん、餃子、ラーメン、パン、辛いもの、炭酸、チョコレート、コーヒー、タバコとか。

③腰が曲がって小さくなってしまったお婆さん

・胃が胸側にずれるんで、すっごい食道裂孔ヘルニアになっちゃうんですね。

・たまに入院しちゃう例はこれが多いです。上の最後の写真もそうです。


【対策と制酸剤】

・蓋が緩い水筒なんですから、横にしなきゃいい訳です。故に「寝る2時間以内に夕食をとらない」とよく言われるんですね。

・あと寝るなら「右を下にして寝る」のも鉄則です。

・胃酸が出やすい食事は控える。

・それでもダメなら制酸剤です。自分ならガスター、パリエット、タケキャブの順ですね。

・制酸剤についてはこちら。

・あとはアルロイドGです。

どろーっとした液体で粘膜を保護するんです。好き嫌いが分かれますが効く人は効きます。



とまあこんな感じでしょうか。

今回は以上です。それでは皆さんお疲れ様です。



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