2023年5月6日AM2:34 蠍座の満月
今週は太陽が牡牛座の15度に達します。
太陽が牡羊座の春分点と蟹座の夏至点の
ちょうど中間に位置する季節の変わり目です。
私は今、山中湖にある自分のスタジオ『STUDIO MEDINA』に滞在しています。
蠍座の満月とそれに伴う半影月食を観測しようと思っていましたが、
現在、空は曇っていますが、ぼんやりと月の明るさが感じられます。
蝕の直前は天変地異が起こりやすいとは、占星術のお約束事ですが、
能登半島で起こった地震が心配です。
6日未明に起こる蠍座での月食は、
あなたの人生がある段階から次の段階へと移行することを意味します。
この月食は蠍座の14度58分で起こります。
火星、土星、海王星が水の星座に位置しているので、
あなたの中で問題を長引かせていた
ガチガチに固まってしまっている澱のようなものを
溶解させる力があります。
あなたの中で崩壊したものが分解され、
やがては再生されます。
水星が逆行中なので、この数日間はさまざまな混乱が予想されますが、
自分の深い部分に降りていき、
自分自身と対話をするよい機会です。
ちなみに5月の満月はミルクムーン(乳月)、ヘアームーン(野兎月)、
フラワームーン(花月)と呼ばれます。
好きな花を飾って満月をお祝いするのもすてきです。
以下は拙著『MOONBOOK2023』のコラム
蠍座の満月 「女神官の月」
2023年5月6日(土)14♏58 2:34 (月食 2:24)
新緑の美しい季節です。GWも終わりに近づく頃、
月はますます満ちて蠍座で満月を迎えます。
この日は広く浅く人と交流するというより、
本当に大切な人と親密なひとときを過ごすのに向いています。
また自分の心の深い部分へと旅をして、
自分自身を洞察するのにも適しています。
女神官とは、隠された知恵を見つける人であり、
その方法に精通している人物。
真実を追求する過程で、
私たちは何か“神聖なもの”に触れることになります。
人と関わることで、自分の中の見たくない部分が
あぶり出されてしまうこともあります。
それは「欠点や短所から目をそらさず、
それをも含めて自分を愛することができるか」
という女神官からのメッセージ。
自分の中のネガティブな面を自覚することで、
陥りがちなトラブルや失敗を回避する力が授かる日です。
さてこの日は、牡牛座の太陽の近くに水星や天王星が位置していて、
満月とは衝(180度)になります。
衝動的に行動を起こすのはトラブルの元。
やはり大勢の人と過ごすより、
本当に信頼できる人以外とは関わらないほうが無難かも。
さて蠍座の満月と赤ワインとは相性抜群。
グラスを傾けながら、夜空に上る蠍座の満月との対話を楽しんで。