星の時間 -Stella tempus-
魚座の新月も過ぎ、月は牡羊座に移動してしまいましたが、
魚座のみなさま、お待たせしました。

 2013年前半の指針にしてくださいね。
本業の占星術をガッツリ書いてみようと、
この2週間、頑張ってみました(笑)。

晴れ くもり 雨 雷 雪 雪の結晶 台風 波 晴れ 虹 新月
魚座の運勢
 魚座の守護星は、夢やヴィジョンを司る海王星。
この星は惑星の中で、最も幻想に満ちている。
海王星のエネルギーは、他者と自分の境界線を溶かす作用がある
。魚座の人が、人の抱えている苦しみや悲しみに敏感なのも、
この惑星の性質をまとっているからだ。

星の時間 -Stella tempus-
海王星がポジティブに働けば、
人の苦痛や悩みを和らげる才能に恵まれ、
カウンセラーやセラピストとして仕事にその能力を発揮できる。
また現実の背後にあるスピリチュアルな世界とも通じているため、
魚座の中には芸術家や音楽家、映画人などをめざす人も多い。
しかしこの惑星がネガティブに働くと、自我が弱くなり、
他人に依存しやすく、現実逃避の傾向が強まる。
自己犠牲に傾きすぎて人間関係で失望を味わったり、
お酒やドラッグ、恋愛(SEX)などに耽溺する傾向も出てくる。

さてこういった傾向が、今後、よくも悪くも魚座の人に際立ってくる。
なぜなら公転周期165~168年の海王星が、
長い旅路を終えて魚座に戻ってきたからだ。


星の時間 -Stella tempus-
 海王星は今から2年前、
あの東日本大震災が起こった直後の4月に、
その本来の居場所である魚座に帰還した。
そこから魚座がもっとも魚座らしく
(良くも悪くもだが…)生きていく時代が始まった。
約2年くらい前から、多くの魚座が今までの生き方を考え直し、
より自分らしく生きる道を模索している。
現実の世界で魚座の共感能力(人の気持ちに寄り添う力)や
不思議な直感を生かして、ビジネスで成功を収める魚座もいれば、
現実の世界や出世レースなどから一歩退いて、
よりスピリチュアルな生活をめざしたり、
人のためになる活動に身を投じている魚座もいる。
守護星・海王星がどのように作用するかは、
個々の魚座で違ってくるが、
根本的なところでは、
より“純粋な私”へ戻ろうとしているかのようだ。


星の時間 -Stella tempus-
 その年一年の運気を決定づける木星は、
昨年初夏よりスクエア(90度の角度)となっている。
昨年夏以来、何かと誘惑が多いのだ。
自分が定めた方向へと進む過程で、
寄り道したくなるような魅力的なワナが、
あちこちに仕掛けられている。
どれもそれなりに楽しめるイベントだが、
目先の快楽に流されているうちに、
本来の目的から横道にそれてしまう傾向にあった。
特に昨年10月~今年の1月末の約4ヶ月間は、
それまで進んでいたプロジェクトが頓挫したり、
相手の返事待ちで事態が停滞したりもした。

 さて2月からは流れが変わり、
幸運のテーマは“家庭”にシフトする。
ここから6/26までの間、家族関係を見直したり、
居心地のよい部屋作りに精を出すと、精神的にも安定する。
この時期、家は外の世界の荒波から、
あなたを守り癒してくれる“核シェルター”のような存在。
実家からの独立、もしくはその逆で、
家賃を払う生活に疲れた人は、実家に戻るという選択もある。


星の時間 -Stella tempus-
 人は誰でも疲れや孤独を感じたときに、
家に帰りたいと思う。
それは“自分自身へと帰る場所”であり、
心が安定とやすらぎを得る場所でもある。
2013年前半は、そんな“自分の居場所”を見つける、
または自分で作ることがテーマとなるのだ。

 あなたの元に持ち込まれる一見、
魅力的な話にはすぐ飛びつかずに、よくよく吟味しよう。
特に水星が魚座で逆行する3/18までは、
話が途中で二転三転する予感。
コミュニケーションや通信トラブルなども予想される。
その反面、3/22まで愛情を司る金星が魚座を運行中なので、
ロマンティックな出来事が起こる可能性も。
愛情面でも物事が定着するのは、
水星が順行に戻る3/18以降と考えよう。

 4月は金銭にまつわる問題が浮上しやすい。
魚座の経済観念のなさを痛感させられる出来事も。
お金の問題を曖昧にしないように心がけたい
。6/26に木星が蟹座に移動すると、魚座の運気も好転する。
今年後半に訪れる幸運期に狙いを定め、
前半にその準備をしておくとよい。
今年前半、木星がスクエア(90度)になる時期は、
いろんな計画が浮上するも、見通しの甘い話が多い。
それに乗せられて、エネルギーもお金も空費させられることが少なくない。
迷いが生じたときは、
お金にシビアな友人に相談するというのもアイデアだ。
夢見がちな魚座を刺激する出来事が多く起こるが、
暗い気分に陥ることは少ないのが救いといえよう。


星の時間 -Stella tempus-
 転職や独立にも向かない時期だ。
甘い条件を提示されるも、
フタを開ければ「約束が違う」ということになりがち。
唯一、家業を継ぐ、仕事スタイルを在宅ワークに切り替える選択はあり
。6月末には幸運期がやってくる。
それは魚座に戻ってきた海王星のヴィジョンを、
幸運の木星がバックアップする星回り。
2013年後半~約1年間は、あなたが描いている“理想の世界”に
あなた自身が一歩近づけるきっかけが掴める時期なのだ。
それを指折り数えつつ、
6月まで“居心地のよい場所作り”に励んでみよう。
 
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