欧州旅行・旅行で気付いたこと | オカポンのブログ

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岡本 誠 OKAMOTO Makoto

2024年6月、16日間ヨーロッパを一人で旅行しました。その記録はブログにまとめました。

欧州旅行・目次
旅行の中で気付いたことを3点、下記にまとめました。
1 キャッシュレス
2 自転車・キックボード
3 旅行で見た日本



 

 




■1■ キャッシュレス
日本のキャッシュレス化は32.5%と遅れている。韓国は93.6%、中国は83.0%、今回旅行したイギリスは63.9%、フランスは47.8%であり、旅行中にキャッシュ・現金はほとんど使わなかった。
ebisumart MEDIA 世界のキャッシュレス比率から日本のキャッシュレス化の現状を解説
現金を使ったのは2回だけ。フランスのルマンで民泊(Airbnb)した時に朝食を追加でお願いした代金の支払いと、オランダのアムステルダムの飾り窓に入った時だけ。支払いはすべてクレジットカード。それもほとんどがタッチ決済で支払いができた。


■公共交通
驚いたのは、最初に到着したロンドンで、地下鉄もバスもタッチ決済のクレジットカードで乗れてしまったこと。このカードは4年ほど前にヨドバシカメラのゴールドポイントカードの決済用に送られてきたもので、ほとんど使っていなかった。それがロンドンの地下鉄の改札で使えてしまったのだ。


公共交通におけるキャッシュレスは、日本ではSuicaなどの交通系ICカードで実現できている。香港やソウルを旅行した時も現地の交通系ICカードを使い、個別に切符を買うことなく地下鉄やバスに乗れた。しかし、この交通系ICカードは旅行者にとっては結構面倒なものである。まず①デポジットを払ってカードを買わないといけない。そして②利用する金額を上回る金額をチャージする。旅行を終えたら③チャージ金額とカード代金を払い戻さないといけない。これらの手続きは非常に面倒である。数回しか使わないのであれば、切符を買ったほうが楽かもしれない。
それがタッチ決済のカードで公共交通に乗れると①から③の3つの手間がかからない。これは旅行客にとって大助かりだ。日本では関西で普及しているようだが、東京ではやっと東急電鉄で使えるようになった。
価格.comマガジン 「クレカ」タッチで改札通過! 広がる「タッチ決済乗車」のメリットは?

ロンドンの地下鉄・バスで使えたタッチ決済だが他の国ではどうか。パリの地下鉄やバスではタッチ決済カードは使えずNavigoという交通系ICカードを使う。日本のSuicaと基本は同じだ。


違うのは金額をチャージするのではなく、利用回数をチャージすること。また1日フリーパス、エリアの選択もありややこしい。


アムステルダムでは地下鉄も鉄道もタッチ決済クレカが使えた。


アムステルダム郊外のバスでもタッチ決済クレカが使えるようだったが、この時は不調。クレジットカードのICチップ(差し込み)で決済した。


 

ベルギーのブリュッセルの地下鉄ではタッチ決済クレカが使えた。


公共交通、タッチ決済クレカの使用可否
ロンドン ◯ パリ ✕ アムステルダム ◯ ブリュッセル ◯
 

とても便利なタッチ決済クレカだが、課題もある。それは引き落とされる金額の内容がよくわからないことだ。帰国後、クレジットカードの明細を整理したが、6月8日はTFL(ロンドン交通局)から21ポンド(4,288円)引き落とされていた。この日はDLRと地下鉄とバスに乗ったが、他の日が7.25ポンド、1.75ポンド、2.8ポンド、6.7ポンドなのでちょっと高すぎる。下車時のタッチ決済を忘れると最大運賃が請求されるようだが、そのせいかもしれない。
 

■高速道路
フランスのグルノーブルからスイスのジュネーブとイタリアのトリノまで、レンタカーで高速道路を走った。料金ゲートはタッチ決済クレカが使えた。一部のゲートは差し込み式のカードしか使えなかった。


■トイレ
ヨーロッパでは主に鉄道で移動したので、駅のトイレを利用することが多かった。駅のトイレはすべて有料だった。コインで入れる所もあるが、クレジットカードしか受け付けない所もある。その時は、タッチ決済しか使えない場合が多かった。


■その他
ベルギー王立軍事歴史博物館は入場料はクレジットカードのみ。現金が使えなかった。


イギリス空軍博物館は入場無料だが、寄付を金額別に受け付けている。その仕組はタッチ決済クレカのみだった。


自販機は菓子と飲物が一緒が多い。ここでも概ねタッチ決済クレカが使えた。

 

 




■2■ 自転車・キックボード


■公共交通への乗り入れ
自転車やキックボードを持って、鉄道やバスに乗っているシーンを何度も見た。日本では袋に入れないと鉄道に乗れない。
ロンドンのウォタールー駅。ロードバイクにヘルメット・レースパンツで改札を抜けていく。

 


ロンドンのパディントン駅。地下だがこれは地下鉄でなく鉄道。地下鉄は自転車の持込みは禁止されているそうだ。


パリの地下鉄では、キックボードを畳んで地下鉄に乗っていた。


 

フランスのルマンではバスにキックボードを持ち込んでいる。


朝の通勤時間帯、ビジネスマンがキックボードを持って駅の待合室にいた。


ルマンの駅。自転車は当たり前。キックボードも折り畳んで乗っていた。

 

アムステルダムの地下鉄。おしゃれな男女が自転車の持込み。さすが自転車大国オランダ。


 

■キックボード
キックボードはレンタルを含め、よく見かけた。ナンバープレートはなく、スピードも速い。
フランスのルマン駅。


 

グルノーブル駅のレンタルキックボード。


 

グルノーブル市街を颯爽と走るカップル。


 

リヨン空港のキックボード通行止めの注意。そのぐらいキックボードが日常の足として使われている。


 

ブリュッセルのレンタルキックボード。


 

帰りの飛行機のNHKニュースで、キックボード取り締まりを見た。普及の前に規制する日本。

 

■自転車レーン
ロンドンでは自転車専用レーンを至るところで見た。

 

自転車用の信号。


自転車を意識した標識。

 

バスと自転車のレーン。

 

信号の停止線は自転車が前。

 

パリの自転車専用レーン。


バスと自転車のレーン。


アムステルダムの自転車専用レーン。


■カーゴバイク
荷物を前に載せる自転車をたくさん見た。電動が多いようだ。名前が分からなかったが、カーゴバイクというらしい。なぜ日本で普及しないのだろうか。
 

パリで頻繁に見た。 


ルマンでは子供を前の荷台に乗せていた。


アムステルダムにもあった。


ブリュッセルにもあった。

 

 




■3■ 旅行で見た日本


■戦争博物館
各国の戦争博物館を見学したが、そこで多くの日本についての展示があった。
▣ロンドンの帝国戦争博物館
特攻ロケット滑空機の桜花があった。

 


▣ロンドン郊外のイギリス空軍博物館
ここにも桜花があった。なお桜花は連合軍コード名でBakaという。彼らは「愚か者」という意味でそう呼んだ。
桜花 wikipedia

 

川崎Ki-100-1b。
五式戦闘機 wikipedia 

 

三菱一〇〇式偵察機三型。
一〇〇式司令部偵察機 wikipedia

 

▣パリのフランス軍事博物館
軍刀と帽子。


 

戦国時代の甲冑と刀と銃。


説明文(Google翻訳)
古代日本の歴史に際立った絶え間ない戦争により、漆塗りのプレートと絹の紐を組み合わせ、柔軟性と剛性を兼ね備えた異なるタイプの鎧が開発されました。さまざまな種類のヘルメットがこの身体の保護を完成させました。刀はまた、この好戦的な文明で大きな役割を果たした侍階級の象徴となりました。16世紀半ばには、ポルトガル人が火縄銃を導入し、戦争の技術の進化と変革をもたらしました。


太平洋戦争に関連する展示。


▣フランス軍事博物館の中の決闘の芸術展
武蔵と小次郎の巌流島の決闘の絵巻。

 

決闘シーンのイメージ。

 

説明文(Google翻訳)
武蔵 - 小次郎 (1612)
この決闘は日本を最も象徴する決闘の一つです。関門海峡の小島で二人の日本刀の偉人が対峙する姿が描かれている。この物語の最も有名なバージョンは、若き宮本武蔵が自分の価値を証明し、自分の技術を試したいと考えて、小倉城主の細川忠興を説得して、武器の主である佐々木小次郎と剣を交えることを許可した様子を物語っています。 1612年4月12日の朝、武蔵は非常に遅れて到着し、せっかちな敵をためらうことなく挑発した。それは慎重に考えられた戦術であった。怒りに目がくらんだ佐々木は最初の攻撃を外し、武蔵は額に命中させた。小次郎は倒れ、新たな攻撃を試みるが、ライバルが肋骨を強打する。この物語は今日でも議論されており、この決闘には他にも多くのバージョンが存在します。それにもかかわらず、それは芸術家にとってインスピレーションの源であり続けています。歌舞伎の劇が作られ、版画が出版され、この会合の有名人であり伝説的な性格の両方が強化されました。
 

ストリートファイターのデモプレイ。


 

▣アムステルダム郊外のオランダ国立軍事博物館
戦国時代の甲冑。


 

JAPANSE TANK 2597 TE-KE。


九七式中戦車 wikipedia
説明文(Google翻訳)
日本戦車 2597 型テケ 1937~1942年 約20km/h
日本軍の戦車 Type 2597 TE-KE。 1945 年 8 月の日本の降伏後、この戦車はインドネシア軍 (TNI) によって使用されました。これは植民地解放戦争(1945~1950年)中に東ジャワでインドネシア人からオランダ海兵隊によって捕獲され、戦利品としてオランダに持ち込まれた。
 

日の丸が付いた複葉機。説明はなし。機種不明。

 

▣ブリュッセルのベルギー王立軍事歴史博物館
1945年大戦の荒廃の企画展示。


 

特攻の千人針の展示もあった。


■車の博物館
▣ルマン24時間博物館
ルマン24時間レースにゆかりの深い人物として豊田章男。

説明文(Google翻訳)
豊田章男、1956年(日本)
1950 年代以来、豊田家は自動車レースが自動車の開発に不可欠であることを認識していました。トヨタは1985年にル・マン24時間レースに初参戦したが、初優勝は2018年まで達成できなかった。
2016 年のル・マンでは、当時ランキング 1 位だった TS 050 が最終ラップでストップするという困難な時期を迎えました。この経験に大きな影響を受けたトヨタ自動車の豊田章男社長は、スタートラインとゴールラインの間では何が起こる可能性があるかを認識しました。この経験を活かし、彼はブランドを勝利に導くために全力を尽くします。トヨタは2019年から2021年にかけて4連覇を達成。


マツダ787B 1991年 優勝車

説明文(Google翻訳)
1991 年は、日本のブランドとマツダのレース専門であるロータリー エンジンが初めて勝利した年でした。この技術は 1974 年からル マンで使用されており、メーカーは国際自動車連盟 (FIA) の保留にもかかわらず 1990 年までそれを進化させ続けました。最終的な免除により、マツダは 1991 年のレースに 4 ローターの 787 B をエントリーすることができました。すべての予想に反して、パフォーマンス、信頼性、燃費の完璧なバランスのおかげで、マツダは世界チャンピオンのザウバー メルセデスと前年のル マン優勝者のジャガーを破って勝利しました。787 B は、ロータリー エンジンのおかげでル マン 24 時間レースの殿堂入りを果たしました。

 

ロータリーエンジン。


1994年トヨタ94CV。終了38分前にトラブルで優勝を逃す。

 

2015年ニッサンGT-R LM NISMO。

 

2020年トヨタTS050。

 

ルマンではバイクの24時間レースも毎年開催している。展示のほとんどが日本車。


▣トリノ自動車博物館
日本の車は1台もなかった。強いてあげれば、セナのF1のエンジンがホンダ。


1991年マクラーレン・ホンダMP4/6。

1987年ロータス・ホンダ。


 

▣ブリュッセルのオートワールド
テーマがよく分からない。日本のバイク、特にスズキが多数展示されていた。

トヨタ・プリウスの初代。

青く塗られたトヨタ・ランドクルーザー。1984年の初披露を記念したアートカー。

 

トヨタのC-HRとレクサスLC500。

ホンダNSX。

マツダMX5。

 

ホンダ・ウイング。

スズキの水冷ナナハン。

ホンダCB1000R。

ホンダNR。

カワサキNinja。

スズキRV125。

スズキGSX750。

ホンダCB200。

スズキT21。

 

■アニメ
フランスのルマン駅に漫画の大きなポスター。調べたら「ナインピークス」という日本の漫画だった。


 

アムステルダムで日本語を話せる案内係が日本の漫画ファン。「魁!!男塾」とか見せられたが、何もコメントできず申し訳なかった。


■日本ブランド
旅行中に日本ブランドを見たら写真を撮った。
▣電機IT
エティハド航空のエアバスの座席モニターシステムがパナソニック。


 

フランスの地下鉄の広告にオムロン。


 

パリのホステルの受付とリヨン空港のインフォメーションのモニターがiiyama。

 

サルテ・サーキットで会ったオヤジのカメラがパナソニックLumix。

 

ロンドンの地下鉄の駅の大モニターがNEC。

 

ヒースロー空港へ向かう途中の鉄道車両設備に日立。

 

▣自動車・機械
ロンドンのパトカーにトヨタ・カローラ。

 

パリのタクシーにトヨタ・カムリとレクサス。

 

レンタカーが三菱エクリプス。

 

ルマンのバイク・ディーラーにスズキ。

 

シャモニーでショベルが日立建機。

 

ジュネーブで営業車にトヨタ・ヤリス。

 

▣アパレル
パリのメーカーテナントにミキハウス。


 

ルーブル美術館の土産物店にユニクロ。

 

▣その他
ロンドンのウォータルー駅に丸亀製麺。


 

グルノーブルのスーパーのボールペンにパイロット。

 

グルノーブルのスーパーの菓子にグリコ・ポッキー。

 

トリノ自動車博物館のマクラーレンF1の広告に週刊少年ジャンプ。

以上