こんにちは。

アレテーを求めて~

今日もトコトコ( ・ω・)

弁護士の岡本卓大です。

 

12月10日放送の大河ドラマ「どうする家康」。

おそらくは家康の手紙に心動かされた茶々。

しかし、秀頼自身の決断により最後まで戦う道を選び、

燃えていく家康への手紙…

100年に及ぶ戦国乱世と乱世が生んだ戦うことでしか生きられない者たち…

大河ドラマ『どうする家康』も次回で最終回。

最後の戦いの始まりです。

 

大河ドラマを見てない人は、

再放送か、NHKプラスで視聴してみてください。

(※ 大河ドラマ「どうする家康」の著作権は、NHKに属します。

また浜松市の公式キャラクター「出世大名家康くん」と本作の

家康くんは、縁もゆかりもありません。

なお、本作の著作権は、作者に属します( ・ω・))

 

では、週一連載。

「大河小説」進め家康くん( ・ω・)

はじまり、はじまり~

 

 

家康の大筒による攻撃で難攻不落の大坂城は崩壊。

茶々の妹・初と阿茶が話し合い、秀頼が大坂に留まることと引き換えに、城の堀を埋めることで和睦が成立する。

だが乱世を望む荒武者たちは全国から大坂城に集まり続け、豊臣を滅ぼすまで平穏は訪れないと、家康は再び大坂城に兵を進める。

そんな中、初と江は、姉・茶々を止められるのは家康だけだと訴える。

 

 

家康くん「阿茶が初殿と会談しているとき並んでたお菓子、

おいしそうだったね( ・ω・)」

 

阿茶「初殿、意外と手ごわい相手でした。」

 

家康くん「向こうから話に来たときは、今度は、あんこいっぱいのオハギかな?

あれも、おいしそうだった( ・ω・)」

 

阿茶「おいしゅうございました。」

 

家康くん「ペンシル(鉛筆)は受け取ってもらえなかったな。

お千も哀れであったな。」

 

阿茶「江様が、大泣きされていたのも当然かと。

可愛い娘が豊臣の妻として敵にまわる。

あまりにも、辛いことにございます…」

 

家康くん「今回は、茶々、初、江の浅井三姉妹が主人公のような

回であったな( ・ω・)」

 

阿茶「豊臣秀頼の母である茶々殿。将軍・徳川秀忠様の妻である江様。

そして、その間をなんとか取り持とうとする初殿。

それぞれに、お辛かったでしょうね。」

 

家康くん「茶々、初、江。通称、浅井三姉妹。

父親は近江(滋賀県)の戦国大名・浅井長政。

母親は織田信長の妹であるお市殿。

まずは父親の浅井長政を少し紹介しておこう( ・ω・)」

 

 

家康くん「浅井長政(1545年~1573年)は、

北近江の戦国大名で小谷城が居城だった。

足利義昭を奉じて上洛を目指す信長は、その通り道にあたる

近江の浅井長政と同盟を結び、妹のお市殿を妻として婚姻関係を結ぶ。

夫婦仲は良かったらしい。

小谷城が落城したときに自害し、息子は殺されたが、

茶々、初、江の三姉妹は、お市殿とともに織田家に戻った( ・ω・)」

 

阿茶「大殿が茶々殿に書かれた手紙にあったように浅井長政、

そして、お市様も、娘たちを生かすために生きられたのですね。」

 

家康くん「本能寺の変の後、秀吉が清須会議で織田家の実権を握るが、

お市殿は、織田信孝を支援する柴田勝家に嫁ぎ、三姉妹も母とともに

越前(福井県)に行っている( ・ω・)」

 

 

阿茶「今回の大河ドラマ『どうする家康』では、柴田殿とともに

お市様が亡くなられたときに、大殿が約束していたのに助けてくれなかった

と茶々殿が強く思っていたことが、茶々殿の行動の背景となっていましたね。

自らの手で理想の天下人を育てたいと…」

 

家康くん「柴田殿とお市様が亡くなられた後は、三姉妹は、

秀吉の下へ。

そして、長女の茶々殿は、秀吉の側室となった。

次女の初殿は、京極高次の妻となっているな。

京極家は室町幕府以来の名門の家柄だ( ・ω・)」

 

 

家康くん「そして、三女の江。

江は、我が息子・徳川秀忠の正室となり、

千姫や三代将軍となる家光を生んでいる( ・ω・)」

 

 

阿茶「江様も、2代将軍の妻にして、3代将軍の母。

豊臣の妻も生んでおり、豊臣家が滅ぶのは残念にございますね。」

 

家康くん「実は、江は、もう一人重要な人物を生んでおるのだ

秀忠の五女でわしの孫にあたる和子(まさこ)じゃ( ・ω・)」

 

阿茶「え!?どなたでございますか!?その方は?」

 

家康くん「徳川和子(1607年~1678年)は、

代108代・後水尾天皇(1596年~1680年。

在位期間1611年~1629年)の女御(妻)じゃ。

我が徳川家から天皇家に嫁がせた娘じゃ( ・ω・)」

 

阿茶「時代的には、まさに大阪の陣を戦っていた頃の天皇陛下でございますね。」

 

家康くん「わしは、1611年に後水尾天皇が即位されると、

孫娘の和子の入内を申し入れ、1614年に入内宣旨が出されておる。

もっとも、まさに大阪の陣や、1616年のわしの死。

それに後陽成上皇の崩御などが重なり、入内は1620年まで延期された( ・ω・)」

 

阿茶「大坂の陣が無ければ、大殿はご存命の間に、御孫が

天皇の女御となられるお姿を見ることができたということなのですね。」

 

家康くん「わしは、戦国の後のことを考えておったからのう( ・ω・)」

 

阿茶「天皇のお后様となられるとは、すごいことですわね。」

 

家康くん「それだけではないぞ。江の娘である和子の生んだ子は

天皇。しかも女帝となられるのだ( ・ω・)」

 

阿茶「ええ~~~!!!女帝でございますか!?」

 

家康くん「1627年に紫衣事件という事件が起こる。

簡単に説明すると、江戸幕府は、禁中並公家諸法度を定めて、

朝廷や公家の活動を規制しておった。

しかし、後水尾天皇は、従来の慣例に従い幕府に相談することなく、

沢庵ら高僧達に紫衣を与えてしまう。

幕府は、これを諸法度に違反するので無効だと主張し、

朝廷と幕府の間で対立が起こることになる。

結果、沢庵らは流罪となり、これにブチ切れた後水尾天皇は

幕府に相談することなく退位されてしまうのだ( ・ω・)」

 

阿茶「戦だけでなく、朝廷対応もなかなか大変なものでございますね…」

 

家康くん「そして、退位された後水尾天皇が次の天皇に指名した方。

それが、第109代・明正天皇(1624年~1696年。

在位1629年~1643年)。

日本史上8人しかおられない女性天皇のお一人じゃ( ・ω・)」

 

 

 

阿茶「なんと天皇まで…浅井三姉妹…すごいわ。」

 

家康くん「まあ、豊臣に徳川に、天皇家。まさに浅井三姉妹は

天下人たちの母であったということじゃな( ・ω・)」

 

阿茶「大河の話に戻りますが、大殿のお手紙で戦うことをやめようと

思ったであろう茶々殿。

しかし、秀頼殿自身の決断により、最後まで戦いは続くことになりました。」

 

家康くん「最後のラスボスは、茶々だと思われていたがそうではなかった。

豊臣秀頼…あやつが戦国乱世が生んだ最後の亡霊であったとはな…

わしも、最終回まで戦い続けることになるとは思わなったのう…

だが、これで、本当に乱世は終わりにできる( ・ω・)」

 

最終回まで戦場で過ごすことが確定した家康くん。

大河ドラマ『どうする家康』はいよいよ次回が最終回!

あと少し、あと一話。

老骨に鞭打って、最後まで駆け抜けよ!

進め!家康くん!