こんにちは。

アレテーを求めて~

今日もトコトコ( ・ω・)

弁護士の岡本卓大です。

 

神武征討記の登場人物等はこちら( ・ω・)

 

 

 

 

なお、この物語はフィクションです。

極右、ネトウヨからの批判、誹謗中傷は受け付けません。

本作の著作権は、作者に属します( ・ω・)

それでは、はじまりはじまり~

 

 

 

 

 

この物語は、日本という国の原型を作った一人の

空前絶後の英雄の生涯を描いた物語である。

 

神武征討記

第50話「あいつは会津!?ミカワノタケチヨと北の狼たち!」

 

 

ストーリーテラーのアメノウズメでございます。

ドクガンリュウノマサムネの起こした奥州連合は大和軍から完全な独立を果たしました。

奥州連合の独立の場に立ち会うことになった神武様。

 

 

神武「ゲンジノヨリトモ殿。せっかくだ。

お主の領地は奥州に一番近い大きな経済圏。

この際、お主達と奥州連合で交易をしたらどうだ?」

 

ゲンジノヨリトモ「なに?我らと奥州連合で交易だと?」

 

神武「奥州連合は一気に10万人以上の人口が増えることになる。

米などの食糧も足らんだろ?

無償援助でなく、交易であれば、お主ら大和軍にも利益になるだろう?」

 

ゲンジノヨリトモ「・・・よかろう。俺の裁量で、我がゲンジノヨリトモ軍団領の

南関東と奥州連合で交易を行うことにしよう。

奥州連合はそれで良いかな?」

 

ドクガンリュウノマサムネ「ああ。俺たちも、奥州の物産を南関東にも売らせてもらう。」

 

ゲンジノヨリトモ「だが、神武王殿。良いのか?

お主らは、奥州連合を自分達の味方にしたいのではないのか?

我らが奥州連合と交易することは、貴殿ら神武勢力の独占的利益を害するのではないか?」

 

神武「俺にとっては奥州も南関東も、同じ日本(ヒノモト)の民。

みなで豊かになればいい( ・ω・)」

 

ゲンジノヨリトモ「ふっ。我らは戦をしておるというのに・・・

たいした御仁じゃ。」

 

神武「俺が勝つか、大和のヒメタタライスケヨリヒメが勝つか・・・

それはあくまでも権力者の闘争さ。

民達は、どこに住んでいても、豊かで幸せに生きられるべきだ( ・ω・)」

 

ゲンジノヨリトモ「・・・民の幸せ。立場は異なっても、

目指すものは同じということか。

神武王殿。おそらくは、次にまみえるのは戦場であろうが、

貴殿と語り合えて、楽しかったぞ。」

 

神武「ああ。大和十二神将ゲンジノヨリトモ。

お主らの女王ヒメタタライスケヨリヒメ殿にも、よろしくな。」

 

 

こうして大和勢力ゲンジノヨリトモの南関東と奥州連合で交易が行われるようになりました。

ゲンジノヨリトモら大和勢力が帰った後、神武様はエツノケンシン軍を先に帰し、ツチミカドヒメ、

神武近衛兵団のみを供として、奥州連合のドクガンリュウノマサムネの元にしばらく滞在しました。

ドクガンリュウノマサムネら奥州連合の指導者である少年・少女らと交流する神武様。

一方で、大和軍からは、約束通り、ヤマトノアヤタムラマロによって連れ去られた奥州出身の奴卑達が

解放され5万人近い女子どもたちが帰ってきました。

投降したヤマトノアヤタムラマロ軍兵士だった男達を含めて男女10万人が奥州連合に戻ってきたことになります。

ドクガンリュウノマサムネは仙台平野に都市の建設を開始します。

そして、仙台に政庁を作り、多賀要塞から政務の中心を仙台に移動させます。

また、羽前(山形県)の酒田、羽後(秋田県)の秋田、陸奥(青森県)の青森と八戸、

陸後(岩手県)の久慈、宮古、陸前(宮城県)の気仙沼、石巻、塩竃などを港として開き、

神武勢力と交易する伽耶国の船の航路を築くことになっていきます。

こうして、奥州連合は奥州各地に拠点となる港を持つ神武勢力とも大和勢力とも交流のある

一大勢力へと成長していくことになります。

そして、気がつけば秋となり、神武様達は、冬になる前に安芸(広島県)に帰ることになりました。

 

 

ドクガンリュウノマサムネ「神武王。

国造りといっても右も左もわからなかった俺たちに、

数々の助言、感謝します。」

 

神武「俺も、自分の息子と一緒に国造りをしているみたいで、

楽しかったよ( ・ω・)」

 

ヨネザワノヨウザン「神武王様。

我らの出雲大社学宮(イズモタイシャマナビノミヤ)への

留学の手配もしていただき、ありがとうございます。」

 

フクシマモモ「私達も、勉強してくるわ!」

 

神武「ヨネザワノヨウザンとフクシマモモは、俺の長男タギシミミと同い年。

共に学び、我が息子の良き友となってやってくれ( ・ω・)」

 

ツチミカドヒメ「マサムネ。元気でね。」

 

ドクガンリュウノマサムネ「ああ。ツチミカドヒメ。

・・・あの夜のことは、忘れない。」

 

シタキリノスズメ「あの夜のことですって!?」

 

ネズミノヨメ「スクープよ!神武十将軍ツチミカドヒメ、

13歳の少年に手を出す!」

 

カグヤツキヒメ「まあ!ツチミカドヒメさん、

子どもとそんなことする人だったの!?」

 

ゴンヒョウジュウ「ううう・・・13歳の子どもに負けた・・・

俺もモテたい・・・」

 

ツチミカドヒメ「ちがいます!もう!マサムネ、

誤解されるような言い方しないでよ!」

 

ドクガンリュウノマサムネ「ははっ。父さんと母さんのこと、

教えてくれてありがとう。

俺は、きっと立派な王になる。」

 

ツチミカドヒメ「ええ。頑張ってね。」

 

 

神武様とツチミカドヒメ、神武近衛兵団の14人と

出雲大社学宮に留学することになったヨネザワノヨウザンとフクシマモモの合わせて18人は、

仙台の町を出て、カヤグムの待つ越後(新潟県)に向かいました。

神武様は、岩代(福島県)出身のフクシマモモの道案内により、

越後(新潟県)への近道として会津を通ることにします。

その頃、エツノケンシンの出陣中にエツノケンシン領の越後(新潟県)をしれっと通り抜け、

会津に入った謎の旅人達がいました。

そう、それは、あの・・・

 

 

ミカワノタケチヨ「じ~んせ~い 楽ありゃ~

苦~もあるさ~」

 

サカキノコヘイタ「殿。まもなく会津ですな。」

 

トンボキリヘイハチ「だが、この扮装は・・・」

 

イワチカノシチ「殿。お供をさせていただいたのはうれしいのですが、

なにゆえに、私が・・・?

もっと腕の立つマンチヨあたりがよろしかったのでは?」

 

ミカワノタケチヨ「えっ?だって、うっかり八兵衛もいないとさ( ・ω・)」

 

トンボキリヘイハチ「殿が老人に扮する必要があるのですか・・・?」

 

ミカワノタケチヨ「ふふ。こんなイケジジイ、なかなかおらんじゃろ。

この特殊メイクには3時間半もかかっておるのだ( ・ω・)」

 

サカキノコヘイタ「むっ!風車!殿、イガノハンゾウ

・・・じゃなかった、弥七からの手紙です。

ゲンジノヨリトモ殿が奥州連合との交渉を成功させたようです。

あと、神武が奥州にいたと。」

 

ミカワノタケチヨ「ほっほほ。神武がのう。

ばったり会っちまうかもな( ・ω・)」

 

 

水戸黄門の扮装をするミカワノタケチヨ。

お供は、助さんのトンボキリヘイハチ、格さんのサカキノコヘイタ、

そして、うっかり八兵衛のイワチカノシチ。

イガノハンゾウが風車の弥七、シノビノオオネズメがお銀の役のようです。

なんで・・・水戸黄門の扮装を・・・?

まあ、きっと、ミカワノタケチヨの趣味ね。

いかにも怪しい扮装のミカワノタケチヨ一行が会津に入ると、

背中に「誠」の一文字を書いた陣羽織を着た剣士達が声をかけます。

 

 

ナガクラキュウハチ「待て!怪しいヤツらめ!

ここは、我ら会津勢力の領内!

不審な輩は、我ら新撰組が尋問いたす!」

 

ミカワノタケチヨ「おお!新撰組じゃ!

この会津だけ、幕末みたいだぞ!」

 

ナガクラキュウハチ「貴様らは何者だ!」

 

ミカワノタケチヨ「ほっほほ。わしは、越後(新潟県)の

ちりめん問屋の隠居で、ミツエモンと申すジジイじゃ( ・ω・)」

 

ハラダノサノスケ「何がミツエモンじゃ!

こいつ!怪しいぞ!」

 

ミカワノタケチヨ「むむ?わしのどこが怪しい( ・ω・)?」

 

ナガクラキュウハチ「どこから見ても!

怪しさ100%じゃ!」

 

サイトウイチ「悪・即・斬!斬るぞ!」

 

ミカワノタケチヨ「うむ。仕方がない。

助さん!格さん!やっておしまいなさい!」

 

トンボキリヘイハチ「やれやれ・・・」

 

サカキノコヘイタ「なんなんすか!?この展開!?」

 

 

水戸黄門(ミカワノタケチヨ)ご一行 対 新撰組

開戦!

 

ミカワノタケチヨ、トンボキリヘイハチ、サカキノコヘイタと

新撰組の戦闘が始まった!

うっかり八兵衛ことイワチカノシチは隠れています。

新撰組の剣士達も強い!

しかし、そこはさすがにトンボキリヘイハチやサカキノコヘイタ!

二人で何人も新撰組隊士達を殴り倒していきます!

さらに風車の弥七に扮装したイガノハンゾウ、

お銀に扮装したシノビノオオネズメもいつの間にか参戦!

まるで、水戸黄門の戦闘シーンのようです!

 

 

ナガクラキュウハチ「こ、こいつら、強い!」

 

サイトウイチ「まさか俺たちとこれほど戦える者がいるとは!」

 

ハラダノサノスケ「きょ、局長は!コンドウ局長達は、まだか!?」

 

 

そこへ、コンドウユウ、ヒジカタサイカン、オキタノソウシ達の部隊がやってきます!

 

 

コンドウユウ「一体、何事じゃぁ!?」

 

ヒジカタサイカン「侵入者!だが、なぜ、こんなヘンな扮装で、

堂々と!?」

 

オキタノソウシ「俺が行きます!」

 

 

オキタノソウシはトンボキリヘイハチと一騎打ちを始めます!

なんと、オワリノブヒメ軍のシバタノゴンロク、アザイノマサコの二人を相手にしても優勢だった

トンボキリヘイハチと一騎打ちで互角に戦うオキタノソウシ!

 

 

トンボキリヘイハチ「やるな!少年!」

 

オキタノソウシ「こいつ!強い!この俺と互角に打ち合うヤツが

天下にいるなんて!」

 

ミカワノタケチヨ「ほっほほ。会津の新撰組。

なかなかよのう。

助さん!格さん!もういいでしょう!」

 

サカキノコヘイタ「はいはい。私の出番ですね。

やれやれ・・・

静まれ~!静まれ~!静まれ~!

この印籠が目に入らぬか~!」

 

 

格さんことサカキノコヘイタは印籠を出した!

印籠には、葵のご紋が!

 

 

コンドウユウ「!?」

 

ヒジカタサイカン「あれは!葵のご紋!」

 

サカキノコヘイタ「頭が高~い!控えおろう!」

 

コンドウユウ「はは~!なんかよくわからんけど、

頭を下げてしまう!

なんじゃ!?あの印籠は!?」

 

ミカワノタケチヨ「ほっほほ。とりあえず、

ミカワノタケチヨが来たと、アイヅカタモリ殿に取り次いでくれ( ・ω・)」

 

 

会津若松要塞・・・ここは、アイヅカタモリが起こした会津勢力の本拠地です。

コンドウユウに案内され、会津若松要塞の王の間で、

アイヅカタモリ王と謁見するミカワノタケチヨ。

 

 

ミカワノタケチヨ「アイヅカタモリ殿。

久しぶりだな( ・ω・)」

 

アイヅカタモリ「おお!ミカワノタケチヨ様ではありませんか!」

 

ミカワノタケチヨ「昨年のオワリノブヒメ軍との戦役のときは、

良いタイミングで越後(新潟県)に侵攻してくれた。

おかげでエツノケンシンを退かせることができた。

礼を申す( ・ω・)」

 

アイヅカタモリ「いえ。我ら会津が奥州で唯一独立できていたのは、

ミカワノタケチヨ様のご支援のおかげでございます。

礼を言うのは、当方でございます!」

 

ミカワノタケチヨ「ちと、扮装して、お主の配下の新撰組の者達の腕を見てみたが、

なかなかの剣豪揃いだな。

統率も取れている。なかなかの軍だ( ・ω・)」

 

アイヅカタモリ「統率は局長のコンドウユウ、副長のヒジカタサイカンのおかげです。

私は王ですが、部下に恵まれました。」

 

ミカワノタケチヨ「コンドウやヒジカタのような有能な将が仕えているのは、

お主が名君である証だよ( ・ω・)」

 

アイヅカタモリ「今回は、どのようなご用件で?」

 

ミカワノタケチヨ「喜多方ラーメン食べに来た。

おいしいラーメン屋教えて( ・ω・)」

 

アイヅカタモリ「はっ!?らーめん・・・?

古代の会津にはラーメンはまだありませんが。」

 

ミカワノタケチヨ「ラーメン、無いの!?

喜多方ラーメン食べに来たのに!」

 

アイヅカタモリ「おそらく・・・1600年ほど早すぎたかと・・・」

 

ミカワノタケチヨ「ふっ。早すぎたか・・・

まあ、冗談はさておき。

最近、独立したドクガンリュウノマサムネの奥州連合のことは

知ってるかな?」

 

アイヅカタモリ「はい。隣国ですので。

あのヤマトノアヤタムラマロに所有地のように扱われた奥州で、

少年達が起こした国。その噂は届いております。」

 

ミカワノタケチヨ「独立の経緯的に、奥州連合は、

良くて中立。おそらくは、神武勢力よりだろう。

我ら、大和勢力としては、会津には、我らの側にいてほしい。」

 

アイヅカタモリ「もちろんです。

我らは、大和勢力・・・いえ、ミカワノタケチヨ様に絶対の忠誠を

誓います。」

 

ミカワノタケチヨ「ありがとう。その言葉が聞きたくてここに来た。」

 

アイヅカタモリ「わざわざでございますか?

使者を立ててくだされば十分ですのに。」

 

ミカワノタケチヨ「いやね。こういう大事なことは、

やっぱり直接、会って話さないとね( ・ω・)」

 

アイヅカタモリ「ミカワノタケチヨ様達が争っている

神武というのは、どういった人物なのですか?」

 

ミカワノタケチヨ「神武か・・・ヤツは・・・

俺に似てるな。いろいろな考え方が。ただ・・・」

 

アイヅカタモリ「ただ?」

 

ミカワノタケチヨ「俺の方がずる賢い。

タヌキだからな( ・ω・)」

 

 

ミカワノタケチヨは、会津王アイヅカタモリと会談した後、

トンボキリヘイハチやサカキノコヘイタと共に、コンドウユウら

新撰組の剣士達と武芸の稽古をして交流を行いました。

コンドウユウらの心を掴むミカワノタケチヨ。

会津勢力は、完全にミカワノタケチヨに心服しました。

そして、この北の狼たち。新撰組の剣士達は、

神武軍、特に国境を接するエツノケンシン軍団にとって手強い敵となっていきます。

さて、ミカワノタケチヨと新撰組の剣士達が武芸の稽古をしていた頃、

神武様達は、仙台から福島、郡山を通り、猪苗代湖の北側を通過しておりました。

 

 

神武「これが猪苗代湖か。きれいな湖だね( ・ω・)」

 

ツチミカドヒメ「猪苗代湖まで来たということは、

もうすぐ会津か。

会津には、新勢力ができていると聞くが。」

 

フクシマモモ「ああ~!しまった!」

 

神武「どうした?フクシマモモ?」

 

フクシマモモ「ごめんなさい。私、会津までの道は知ってるけど、

会津から越後(新潟県)までどの道を通ればいいか知らなかった。」

 

神武「会津の町で聞いてみるか( ・ω・)?」

 

オンガエシオツル「神武様。謎の新勢力のテリトリーの会津。

危険ではないでしょうか?」

 

タナバタオリヒメ「たしか、会津の新勢力は剣豪集団だと。

戦闘になるとやっかいかも知れません。」

 

神武「大人数で行くと、警戒されるかもしれん。

俺とフクシマモモで町で聞いてこよう。

みんなは、会津の町の外で待機しててくれ。」

 

ツチミカドヒメ「二人だけで大丈夫?

もし、戦闘になったら。」

 

神武「俺とまともに戦えるレベルの敵がいると思うかい?

まあ、もし危なくなったら、フクシマモモを抱えて逃げ出すさ( ・ω・)」

 

 

神武様はフクシマモモと二人で会津の町へ降りていきました。

 

 

フクシマモモ「うわっ!すごい!

いつの間にか、立派なお城ができてるわ!」

 

神武「会津勢力の本拠地というところか。フクシマモモ。

この辺りの地域はなんと言うんだい?」

 

フクシマモモ「会津若松です。」

 

神武「会津若松要塞・・・ってとこかな。なかなか堅固な要塞だ。

ああいう要塞の城攻めは難しい。」

 

フクシマモモ「あっ。お団子屋さん!

あのお団子屋さんにいる人に道を聞いてみます!」

 

神武「せっかくだ。団子を食べよう( ・ω・)」

 

 

神武様とフクシマモモは会津のお団子屋さんでお団子を頼みました。

そして、そのお団子屋さんで、お団子を食べている人に話しかけます。

 

 

フクシマモモ「すみません。越後(新潟県)に行く道って、

ご存じですか?」

 

イワチカノシチ「ああ。お嬢さん。越後(新潟県)には、

あの北の道を道沿いに西に向かうと越後に着くよ。

山道だから気をつけてね。」

 

フクシマモモ「ありがとうございます!

神武様。

あの北の道を西に向かっていけばいいみたいです。」

 

イワチカノシチ「ん?神武?」

 

神武「道がわからず困っておりました。

親切な人よ。ありがとう( ・ω・)」

 

 

神武様達は、イワチカノシチに教わった道を西に向かい越後(新潟県)へ。

神武様達が立ち去った後、ミカワノタケチヨがやってきます。

 

 

ミカワノタケチヨ「おう。シチ。待たせたな。

では、浜松に帰るか。」

 

イワチカノシチ「あ、私、すごい、ポカやったかも・・・」

 

ミカワノタケチヨ「ん?どうした( ・ω・)?」

 

イワチカノシチ「今、たぶん、神武が越後(新潟県)に向かって歩いて行きました。」

 

ミカワノタケチヨ「そうか。そいつは、うっかりじゃな。

わっはははは。」

 

イワチカノシチ「へい。うっかりです。」

 

ミカワノタケチヨ「神武・・・今、会っていたとしたら、

わしはお前と戦うのかな?

まあ、今は立場上、仲良く談笑するわけにはいかんからな・・・」

 

 

すぐ近くにいながら、奇しくも遭遇しなかった神武様とミカワノタケチヨ。

二人の戦いは、まだ序盤、準備段階に過ぎなかった・・・

 

神武様は、越後(新潟県)で、伽耶国のカヤグムと合流。船で出雲(島根県)へ。

出雲(島根県)でフクシマモモとヨネザワノヨウザンの二人は、出雲大社学宮へ留学生として入学する。

そして、神武様は、安芸(広島県)の神武王宮に戻った。

 

 

アイラツヒメ「神武。長旅お疲れさまでした。

お帰りなさい。」

 

神武「ただいま。やっぱり、ここが一番落ち着くね( ・ω・)」

 

アイラツヒメ「奥州の独眼竜。どんな人だった?」

 

神武「タギシミミと同じ年なのに、ずいぶん、立派な若き王だね。

将来が楽しみだ( ・ω・)」

 

アイラツヒメ「そう。タギシミミが王となった時代には、

仲良くしてもらえるといいわね。

あっ!神武、見て!

寒いと思ったら、雪よ!」

 

神武「もう冬か。奥州も、きっと雪が降ってるんだろうね・・・( ・ω・)」

 

 

奥州連合と会津勢力。

東北の地に生まれた新たな勢力が、今後、日本(ヒノモト)の情勢にどんな影響を与えることになるのか・・・

このときは、まだ誰にもわからなかった。

さて、第3ターンはこれにて終了。

次回からは、神武東征編も4年目、第4ターンに突入よ!

次回は、

 

第51話「四国動乱の幕開け!志士たちよ!大地に立て!」

 

歴史の糸を紡ぐのは誰だ!?

ナビゲーターは、アメノウズメでした。