こんにちは。

アレテーを求めて~

今日もトコトコ( ・ω・)

弁護士の岡本卓大です。

 

神武征討記の登場人物等はこちら( ・ω・)

 

 

なお、この物語はフィクションです。

極右、ネトウヨからの批判、誹謗中傷は受け付けません。

本作の著作権は、作者に属します( ・ω・)

それでは、はじまりはじまり~

 

 

 

 

この物語は、日本という国の原型を作った一人の

空前絶後の英雄の生涯を描いた物語である。

 

神武征討記

第44話「東海の激闘!戦女神 対 大権現!(後編)」

 

 

 

 

ストーリーテラーのアメノウズメでございます。

神武勢力オワリノブヒメと大和勢力ミカワノタケチヨのそれぞれの作戦立案に基づき、

行わた戦役。

近江(滋賀県)、越前(福井県)、加賀(石川県)、美濃(岐阜県)、尾張・三河(愛知県)、

信濃(長野県)、相模(神奈川県)、伊勢・伊賀(三重県)、そして大和(奈良県)。

かつてない規模となった複数軍団での大激突は激しい攻防となりました。

そして、美濃・関ヶ原の地で、オワリノブヒメ軍3万5000とミカワノタケチヨ軍3万による

決戦の火蓋がまさに切られようとしています!

 

 

シバタノゴンロク「ノブヒメ様!」

 

アザイノマサコ「決戦には間に合ったようね!」

 

オワリノブヒメ「ゴンロクにマサコ。よく来た。

お主達だけか?」

 

シバタノゴンロク「はっ!越前・近江の兵達は連戦により

負傷し、また疲労しております。

我ら二人だけ、まかり越しました!」

 

アザイノマサコ「エツノケンシン様は、会津の新勢力が

越後(新潟県)周辺で怪しげな動きをしているということで、

越後に戻られました。」

 

オワリノブヒメ「会津・・・?それも気になる情報ではあるが、

ここは、目の前のミカワノタケチヨの討伐じゃ。

ゴンロク!マサコ!お前達は、我が副将として、我の本隊に入れ!

みなの者!三河のタヌキどもを退治する!

鶴翼の陣にて、ミカワノタケチヨ軍を包囲殲滅する!」

 

 

ミカワノタケチヨ本陣

 

 

ミカワノタケチヨ「オワリノブヒメ軍3万5000は鶴翼の陣。

我らは、魚鱗の陣にて、オワリノブヒメ軍を中央突破する!

右前衛はトンボキリヘイハチ!左前衛はイイダニノマンチヨ!

右側面はエビスクイサエモンノジョウ!左側面はサカキノコヘイタ!

兵力差は、わずか5000!個の武勇は我らが上じゃ!

行くぞ!四天王!進め!」

 

 

関ヶ原の戦い!

オワリノブヒメ軍3万5000 対

ミカワノタケチヨ軍3万

開戦!

 

 

アケチノジュウベエ「兵力は我らが上だ!

ミカワノタケチヨ軍の将兵は強い!

弩兵隊!矢を放て!敵軍を白兵戦の間合いに近づけるな!」

 

 

オワリノブヒメ軍アケチノジュウベエ隊7000は弩兵隊。

弩は、弓よりも使用者の熟練を必要としない兵器です。

次々と矢を放ち、ミカワノタケチヨ軍の兵達を倒していく

オワリノブヒメ軍の弩兵隊。

しかし!

 

 

イイダニノマンチヨ「怯むな!

このイイダニノマンチヨの部隊は、全国最強の武勇を誇る

甲州(山梨県)の赤備えの騎馬軍団!

オワリノブヒメ軍のひ弱な兵どもなど敵ではない!

全軍突撃!」

 

 

イイダニノマンチヨが率いる甲斐(山梨県)出身の騎馬兵達は、

赤備えと呼ばれる全国でも屈指の騎馬兵団!

イイダニノマンチヨ隊がオワリノブヒメ軍に突撃し、アケチノジュウベエに肉薄します!

 

 

アケチノジュウベエ「くっ、なんという突破力!

これが赤備えか!」

 

イイダニノマンチヨ「オワリノブヒメ軍軍師アケチノジュウベエ殿とお見受けする!

いざ!尋常に勝負!」

 

アケチノジュウベエ「くっ、この軍師である俺がいきなり、一騎打ちに持ち込まれるとは・・・」

 

 

アケチノジュウベエとイイダニノマンチヨが一騎打ちを開始!

一方、もう一人の前衛トンボキリヘイハチ軍も、すさまじい進撃を続けておりました。

トンボキリヘイハチの強さに震えあがり後退するオワリノブヒメ軍の兵達。

そこへ!

 

 

アザイノマサコ「トンボキリヘイハチ!そこまでよ!

我こそは、近江(滋賀県)のアザイノマサコ!

いざ、尋常に勝負!」

 

トンボキリヘイハチ「アザイノマサコ。オワリノブヒメ軍最強の女か。

だが、俺の敵ではない!」

 

アザイノマサコ「きゃっ!なんという剛力!

これがトンボキリヘイハチか!」

 

トンボキリヘイハチ「いいのか?この俺と一騎打ちなどして。

死ぬぞ!」

 

シバタノゴンロク「トンボキリヘイハチ!貴様の相手は、

このシバタノゴンロクだ!」

 

トンボキリヘイハチ「オワリノブヒメ軍最強の男シバタノゴンロクか!

面白い!二人同時に相手をしてやろう!

それでちょうどよかろう!」

 

シバタノゴンロク「ふっ、でかい口をと、言いたいところだが・・・」

 

アザイノマサコ「私達二人同時で、なんとか互角に戦えるかどうか・・・

というところみたいね。

とんでもない男だわ。ミカワノタケチヨ軍最強の将トンボキリヘイハチ!」

 

 

シバタノゴンロクとアザイノマサコが、トンボキリヘイハチとの戦闘を開始!

オワリノブヒメ軍右翼前衛を指揮するガモウノサトメ・・・

 

 

ガモウノサトメ「ようはミカワノタケチヨのタヌキ野郎を討てば良いのだ!

ガモウノサトメ隊!敵側面を突くぞ!」

 

サカキノコヘイタ「俺は、四天王が一人サカキノコヘイタ!

ガモウノサトメよ!貴様の相手は俺がしてやろう!」

 

ガモウノサトメ「ふっ。四天王サカキノコヘイタか・・・

こやつも強いな・・・相討ちに持ち込めれば良い方か・・・」

 

 

ガモウノサトメとサカキノコヘイタが一騎打ちを開始!

オワリノブヒメ軍左翼前衛を指揮するタキガワノカズメは、

イガノハンゾウを打ち倒し、トドメを刺そうとした。

しかし・・・

 

 

イガノハンゾウ「すまぬ・・・助かった。」

 

タキガワノカズメ「あらあら・・・四天王以外にも、強いのがいるのね。」

 

シノビノオオネズメ「イガノハンゾウは我ら伊賀忍軍の頭領。

討たせはせぬ!」

 

タキガワノカズメ「頭領より強いのがいるなんてね・・・

いいわ!このタキガワノカズメも甲賀忍軍を預かる将!

伊賀と甲賀の決着をつけてやるわ!」

 

 

タキガワノカズメとシノビノオオネズメが一騎打ちを開始!

将達が一騎打ちを繰り広げる中、兵達の戦いも続きます!

そして、軍師アケチノジュウベエがイイダニノマンチヨに足止めされる中、

ミカワノタケチヨ軍がオワリノブヒメ軍の本陣に迫ります!

 

 

マエダノマツ「くっ、なんというミカワノタケチヨ軍の将兵、

特に将の強さ・・・このままでは、我らは負ける・・・」

 

エビスクイサエモンノジョウ「お嬢さん!お一人かな!?

よければ、わしと、一緒にえびすくいでも踊らんかな!?」

 

マエダノマツ「くっ、ふざけたヤツめ!

我こそは、オワリノブヒメ軍副将!マエダノマツ!」

 

エビスクイサエモンノジョウ「わしは、ミカワノタケチヨ四天王筆頭

エビスクイサエモンノジョウ!

副将対決じゃ!いざ!」

 

マエダノマツ「くっ、これで私も指揮が執れぬ!

ノブヒメ様!」

 

 

マエダノマツとエビスクイサエモンノジョウが一騎打ちを開始!

将達が一騎打ちに持ち込まれ、指揮が執れなくなるオワリノブヒメ軍。

ミカワノタケチヨ本陣・・・

 

 

ホンサドノマサノブ「あっ、さて。

各将の一騎打ちに持ち込めば、武勇に勝る我らが有利。

これで、なんとか三河に帰ることができそうですなぁ。」

 

ミカワノタケチヨ「マサノブは一騎打ちしないのかい( ・ω・)」

 

ホンサドノマサノブ「あいたた、腹が・・・

あっ、こんな乱戦になってしまうと軍師はすることが無いですなぁ。」

 

ミカワノタケチヨ「逃走ルートの確保と兵の誘導を頼む。

たぶん、俺は、この後、指揮が執れなくなるからね。」

 

ホンサドノマサノブ「やはり。殿ご自身で戦われますか。」

 

ミカワノタケチヨ「そろそろ、戦女神のお姉さんも動くだろ。

俺でなきゃ、押さえられん( ・ω・)」

 

 

激しい一騎打ちが続く中・・・

 

 

アケチノジュウベエ「ぐわっ!」

 

イイダニノマンチヨ「さて。そろそろ終わりかな。

オワリノブヒメ軍の軍師殿!」

 

アケチノジュウベエ「つ、強い・・・

これが三河四天王・・・イイダニノマンチヨか!」

 

イイダニノマンチヨ「トドメだ!」

 

 

そのとき!イイダニノマンチヨの頭上に舞う美しい影!

 

 

イイダニノマンチヨ「なんだと!?」

 

オワリノブヒメ「ふむ。お主、なかなかの美形じゃな。

男に生まれたのが惜しいのう。

だが、我は男には興味が無くてな・・・」

 

 

イイダニノマンチヨの顔を後ろから触れるオワリノブヒメ!

次の瞬間!イイダニノマンチヨの体が宙に舞う!

オワリノブヒメの美しい足がイイダニノマンチヨの体を

高々と蹴り上げる!

 

 

イイダニノマンチヨ「ぐわ~!」

 

 

イイダニノマンチヨを倒した!

 

 

トンボキリヘイハチ「ふっ。二人がかりでも、

俺にかすり傷もつけられぬようだな。」

 

シバタノゴンロク「はぁ、はぁ・・・つ、強い・・・」

 

アザイノマサコ「トンボキリヘイハチ・・・強すぎる・・・」

 

トンボキリヘイハチ「これで終わりだ!」

 

 

そのとき!

トンボキリヘイハチに3羽の火の鳥が襲いかかる!

オワリノブヒメの鳳凰三連覇がトンボキリヘイハチに炸裂!

 

 

トンボキリヘイハチ「お、俺は傷は負うてはおらん・・・

こ、これは・・・これは火傷じゃ~!」

 

 

トンボキリヘイハチを倒した!

そして、ガモウノサトメと戦っていたサカキノコヘイタ、

タキガワノカズメと戦っていたシノビノオオネズメ、

マエダノマツと戦っていたエビスクイサエモンノジョウを

次々と倒していくオワリノブヒメ!

その強さと美しさは!

まさしく、戦女神!

 

 

オワリノブヒメ「おい!タヌキ!

お主の自慢の四天王はすべて我が倒した!

大将戦じゃ!」

 

ミカワノタケチヨ「おいおい。一人で四天王と

うちの最強の忍を倒しちまうって、

こりゃ、またチートなことしてくれるじゃねぇか。

あんたの武勇は、91のはずだが、それ以上に強いヘイハチや

マンチヨをそんなに簡単に倒したってことは、

あんたの武勇は、91じゃすまねえな?」

 

オワリノブヒメ「ふっ。我は、この白鳳偃月刀を装備しておるからな。」

 

ミカワノタケチヨ「白鳳偃月刀。かつて、中華の大陸が

魏・呉・蜀の三国に分かれていた三國志の時代に軍神と呼ばれた

関羽雲長が装備してたい青龍偃月刀を軽量化して女性用装備にした一品。

正当な所持者の武勇を8も上げてくれる超イイ、アイテムだな。

つまり、ノブヒメ姐さんの武勇は、8プラスされた99。

この日本(ヒノモト)で、神武・エツノケンシン・クロウノウシワカの3人を

除けば最強の武勇を誇るってことだ。」

 

オワリノブヒメ「ほう?くわしいな。

我は大陸の商人から気に入って買っただけだが。」

 

ミカワノタケチヨ「商人から高価な物は買わない主義の俺だが、一つだけ、

気に入って買ったのがあってな・・・

雌雄一対の剣!

かつて三國志の時代に劉備玄徳が愛用した二対の剣だ!

こいつも、あんたの武器ほどじゃないが、正当な所持者の武勇を6上げる一品だぜ!

つまり、俺の武勇も99で、あんたと互角ってことだ!」

 

オワリノブヒメ「ふっ。武勇の数値などただの参考値。

戦いは!」

 

ミカワノタケチヨ「技と気力で決まる!」

 

 

ついに始まった総大将同士の一騎打ち!

白鳳偃月刀を装備したオワリノブヒメと

雌雄一対の剣を装備したミカワノタケチヨ!

二人の武勇は互角!

白鳳偃月刀を軸に多彩な体術と武術で戦うオワリノブヒメ!

雌雄一対の剣を振るい二刀流の剣技で戦うミカワノタケチヨ!

二人の勝負は、200合にも及ぶすさまじい一騎打ちとなりました!

もはや関ヶ原の地は、戦場ではなく、あたかも6万5000人の観客が見守る

武闘大会のようです!

両軍の将兵達は、戦いを止め、二人の大将同士の一騎打ちに見入っています!

 

 

アケチノジュウベエ「あのノブヒメ様を相手に・・・

ミカワノタケチヨ・・・これほどの男だったのか。」

 

マエダノマツ「ノブヒメ様!頑張って!」

 

エビスクイサエモンノジョウ「殿!ここが踏ん張りどころですぞ!」

 

ホンサドノマサノブ「たこ焼きいらんかねぇ~」

 

シバタノゴンロク「な、なぜにたこ焼きを売り歩いておるのだ・・・」

 

トンボキリヘイハチ「二人とも、体力、気力とも限界のはず・・・

最後に奥義を決めた方が勝つ。」

 

サカキノコヘイタ「殿が負けるものか!勝つのは殿じゃ!」

 

 

そして・・・

 

 

オワリノブヒメ「ふっ、ふははははっ!

ミカワノタケチヨよ!これが最後の一撃じゃ!

我の最大の奥義を受けるがよい!」

 

ミカワノタケチヨ「へっへへ。こんなに楽しい勝負は初めてだぜ!

ノブヒメ姐さん!俺の奥義を喰らいやがれ!」

 

オワリノブヒメ「鳳凰三連覇!!!」

 

ミカワノタケチヨ「葵神流!双鷹斬!!!」

 

 

二人の奥義の激突!

勝ったのは!?

 

 

オワリノブヒメ「くっ!きゃ~~~~!!!」

 

 

左肩を十文字に切り裂かれ、オワリノブヒメの鮮血が飛び散る!!!

 

 

ミカワノタケチヨ「あっち!あちちちち!尻が燃えとる!!!」

 

 

お尻が燃えるミカワノタケチヨ!!!

オワリノブヒメの周りにかけよるオワリノブヒメ軍の将兵達!

ミカワノタケチヨの周りにかけよるミカワノタケチヨ軍の将兵達!

 

 

ホンサドノマサノブ「いやぁ~。素晴らしい勝負でしたなぁ。

それでは、我らは、三河に引き上げますので。

みな、怪我人を担げ、それでは・・・

にっげろ~!」

 

三河に退却していくミカワノタケチヨ軍。

それを見送るオワリノブヒメ軍。

 

 

アザイノマサコ「いけない!私達、戦争してたんだったわ!」

 

シバタノゴンロク「ミカワノタケチヨ軍をみすみす逃したと知ったら、

ノブヒメ様がお目覚めになられたら、どんなお叱りを受けるか・・・」

 

アケチノジュウベエ「だが、我らに彼らを追う力は、今は無い。

やむを得ぬかと。」

 

タキガワノカズメ「ノブヒメ様・・・嬉しそうなお顔をされてるわね。

こんなお顔、初めて見たかも。」

 

ガモウノサトメ「ノブヒメ様も戦の無い世を目指して戦われておられる。

本当は、戦ではなく、こういう武闘大会みたいな感じで楽しくいろいろやれたら良いのかもね・・・」

 

マエダノマツ「あのミカワノタケチヨも楽しそうだった・・・

私達・・・なんで戦争なんてしてるんだろうね・・・?」

 

 

オワリノブヒメとミカワノタケチヨを軸とした両勢力の戦役はこうして引き分けに終わりました。

なぜ戦争をしなければならないのか?

戦争以外の平和的な方法での解決が本当はできるのではないのか?

今までに無く嬉しそうな顔をして眠るオワリノブヒメでした・・・

さて、今回は、ここまでにしておきましょう。

次回から、第3ターン!

神武勢力、大和勢力以外の諸勢力も登場してくるわよ!

次回、

 

第45話「カヤグム!大陸からの使者!」

 

歴史の糸を紡ぐのは誰だ!?

ナビゲーターは、アメノウズメでした。