FujiiKaze covered です。
藤井風くんの原点、
(とわたしは思っている)カヴァーです。
風くんを通して、原曲と出会う、
若しくは知っていたはずの原曲の違う顔を見つける。
風くん級になると原曲を凌駕してしまったり 、
ついには飲み込んでしまったり。
こういう「変化」を見るのもワクワクします。
さて、今回はLady達をイケナイ世界に引きずりこむ、
アブナイこの作品です。視聴注意です。
問題の風Verから、ごぉ!
本能 /椎名林檎 ( cover) 藤井風
迫力ある、圧巻のピアノテクです。ブラボー!。
椎名林檎や東京事変の、
分厚く複雑かつ巧妙に計算された、パンチあるロックを
風くんはピアノ1本、ジャージーに、巧みに変換するのだけど、
その熱量が全く色褪せないのがまず、凄いと思います。
ところで、
まず、初めてご覧になった方は、
「何故に!?
風くんは白衣で聴診器を首からぶら下げているのか!?」
でしょう、そうでしょう。
その理由はこちら。原曲です。
本能 / 椎名林檎
「本能」は1999年10月27日に東芝EMI(当時)より発売された
4枚目のシングルの表題曲として発表されたました。
で、風くんVer.との関連性ですが…
看護婦さんつながりで、ドクター
分かりやすい。
ナース姿のコスプレでガラスを叩き割るMV、
そのジャケットも話題となった本作品です。
そう、
林檎姐さん、ガラスを壊すシーンは印象的ですが、
これには裏話があって。
「撮影に使われたガラスは映画撮影用の割れやすい特殊ガラスで、
わざわざハリウッドから空輸されたために
ガラス代よりも輸送費がかさんでしまった。」
へえ~ですが、更に。
「そこまでして用意したにも関わらず、
想定した物より硬かったせいで、実際の撮影では
握り拳でガラスを割るシーンで指などに切り傷を負ってしまい、
ワセリンで止血しながら撮影を続けた。
ミュージック・ビデオの最後に
カメラが引き撮影スタジオ全体が見えるようになって
仕掛けがばらされるが、
それはその出来事を不満に思った椎名が提案したもの。」
(以上、Wikipediaなど参照)
大変だったようです。
♪約束は 要らないわ 果たされないことなど 大嫌いなの
♪もっと中迄入って あたしの衝動を 突き動かしてよ
椎名林檎様の代表曲「本能」は、
「女」を感じさせるディープな世界観。
本能剥き出しのダーク・ロックです。
これを風くんなりに咀嚼して、その世界観を作り上げてるね。
林檎姐さんが妖艶でヤバい白衣のダーク天使とすると、
風くんVer.は、訳ありの悩める、繊細な若い医師、
実は裏の顔を持っていて…
と、わたしは勝手に思っていますww
ラストですね、肝は。
こうきて。
手に持った聴診器。
で、見にくいけれど、こう、(聴診器を)あてにくる、と。
迫っているんか!?(≧∇≦)キャー
ヤバいです。
そして、敢えての画像でおわかりでしょうが、こちらのMV,
Congrats! on breaking 2 M views!
動画再生200万回超えです。おめでとうございます!
*おまけ
全力で「本能」を弾き終えた後に
— Fujii Kaze (@FujiiKaze) December 16, 2019
小道具の聴診器を忘れていた事を
思い出す情けない姿を収めた動画 pic.twitter.com/s72Iefhdi0
こういう所が、好き。
本能先生、200万人も診ました。
藤井風くんによる、
椎名林檎、また、東京事変のカヴァー作品、多いです。
そもそも原曲が凄くカッコよくハイセンス、音も分厚い。
そして、その独特の世界観…。
これら楽曲を、ピアノだけでどう再現し、
又、風くんなりのアレンジを施すのか?
新しい、風くんならではのヴァージョンに生まれ変わる、
衝撃と面白さがあります。
ともあれカヴァーにおいての、この様な試みは、
色々なジャンル(そしてアーティスト)において行われていて、
柔軟な風くんスタイルに舌を巻くばかりです。
色々、考察します。
まとめ。
これ以上、クラクラさせて、どうする。
関連過去記事です。よろしかったらどうぞ。
これをピアノ1本!はビビった…。
色々工夫してる…。
この後も、練り上げられて、
いまや、風くん版「丸の内サディスティック」(名曲)が確立された。