ステップアップ杯2010、みなさんお疲れさまでした。
がんばりましたね。
そしてお手伝いしてくださったスタッフのみなさん、長い時間本当にありがとうございました。
おかげさまで事故、怪我等なく無事に終えることができました。

今回、出場選手のうち半数が己道会ということもあり、
学年によっては同門対決が多くなり大変申し訳ありませんでした。

しかしながらその中でも特に印象に残った5年生の入賞有りの部での決勝戦
(E君 VS K君)は実に見ごたえのある感動する試合をしてくれました。

お互い普段から何回も組み手をやっている相手同士・・・どんな試合になるかと思っていたところ
普段言われ続けている自分の課題を十分クリアしながらそして自分を存分に表現できている試合となりました。

K君は普段の稽古で一発でいつも終わってしまいがちなのを意識して、
そこから必ず連打を出して強い蹴りまでつなぐという攻撃が光り、

対するE君はその攻撃をぎりぎりで見切りすばやくサイドに回って
蹴りからパンチの連打に高速でつなぐといった共にハイレベルでかみ合った、
お互いのよいところを存分に出しながらお互いがお互いを高めあっているように見える試合でした。

まさに試合しながら成長しているという様子を見せてくれました。
延長の末、E君が優勝、K君が準優勝となりました。
どちらが勝ってもおかしくないすばらしい試合だと思いました。
普段、お調子に乗り稽古中に叱られることもある二人ですが(笑)、
このときはとても堂々と元気よく己道会っ子らしい出で立ちでした。


同門というのは、見方によっては張り合いのないものと感じられてしまうかもしれませんが、
お互い知った相手だからこそ絶対に負けたくない!俺が今度こそ一番だ!という
[切磋琢磨]の気持ちも強く沸いてくるのかもしれません。

その中で普段の注意されている部分を克服し、自分らしい組手を表現できることが強さへの第一歩だと思います。
 たった90秒の試合・・・どの子もそのたった90秒の時間を堂々と戦うために、
毎週毎週何時間も基本稽古を練習し、そして思い通りにならない組手を何度も重ねて強くなります。

みんな本当によくがんばっています。

その何時間もかかって積み重ねたものを、このたった90秒で表現する、
傍目では簡単なようですが実に難しいことです。
そして今回惜しくも負けてしまった子、負けて終わりではありません。
負けてからがスタートです。

負けは本人が一番悔しいものです。
「自分はまだまだこんなもんじゃないんだ!」と思えること、
そして周りもそう思わせてあげることが大事かと思います。

勝った子は更なる上をめざしてがんばりましょう。

今の自分が一番強い時期ではぜんぜんないのですから。
もっともっと強くなれるのですから。

今回の試合をバネにしてもう一歩、今の自分を乗り越えていく気持ちでよりステップアップしていただきたく思います。
そして次の試合の時には今回より良いところをひとつでも出せるように期待します。

勝つことだけが強いことだとは思いません。
腕力があることだけが強いことだとも思いません。

自分の弱さを知って自分のいたらない部分を克服しようとすること、克服できる力を身につけることが空手以外でも何事にも通じる本当の強さだと僕は思っています。


・・・・・・今回は先生より