オカメインコの差し餌のやり方 | オカメインコの世界オカメーランド

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関西の大阪府から車で15分の場所に所在の奈良県でオカメインコの繁殖、販売を行っているオカメインコ専門のブリーダーです。
オカメインコのドミナントシルバーやホワイトフェイス、パステルフェイスやエメラルド等、幅広い種類のオカメインコを繁殖しています。


ヒナのお迎えの時によく質問があるオカメーランドのオカメインコの差し餌のやり方について説明します。


まずはじめに、オカメーランドでは差し餌をお迎えされる方がする事をオススメしています。


一番の理由は、小さいヒナのうちから差し餌をする事によってその人にとても懐くようになるからです。


よく懐く手のりオカメインコが欲しくて、差し餌ができる環境がありましたら、絶対にご自身で差し餌をするべきだと思います。


ちなみに差し餌を毎日スプーンであげている子であれば、お迎えしたその日でもすぐに食べてくれます。


一人餌になってからのお迎えだと、一日、場合によっては数日間、餌を食べない子もいますが、スプーンで差し餌をあげている段階なら、その心配もほとんどないので安心です(^^)


ただ注意点としては、差し餌を注射器やスポイトであげているヒナはこれには該当しないという事。


無理に餌を与えているからか、お迎え後はあまり自分で食べないみたいです。


ブリーダーさんであればスプーンであげている方が多いと思いますが、ペットショップでは時間短縮の為か、スプーンであげていない場合の方が多いかも知れないので注意してください。


だからスプーンを使っていない一般的なペットショップでは一人餌になってからのお迎えをオススメするのかな?


しっかりショップであれば、お迎えは一人餌になってからを推奨していたりします


ヒナ餌はこの時期しかあげる事が出来ないですし、小学校に上がる前のうちの娘でもあげていたくらいで、とても簡単なので、時間に余裕がある方は是非やってみてください(*^_^*)


それでは本題の、差し餌のやり方について説明します。



モデルは、オカメーランドで生まれたパステルフェイスドミナントシルバーダブルファクター(PFDSDF)のひめちゃんです(^^)


幼い顔立ちですが、大きいお目々でとってもかわいいです(o^^o)


まず差し餌に必要な物は


この4点くらいです。


個別に見ていきますと


ヒナ餌です。


こちらはオカメーランドで今まで使用していたしていたもので、ズプリーム社のエンブレースです。


現在は


ケイティ社のエグザクトを使用していますが、差し餌のやり方は基本的に同じです。


エグザクトは一般的にエンブレースより多くの方に使われています。


その為、エンブレースよりは手に入りやすいという事で採用しました。


お迎えをしたヒナに差し餌をする時は、お迎えをした場所で使っていたヒナ餌と同じ物を使用して下さい。


次いきます。


コップです。


両方とも100均のもので、使う時は


中に入れて使用します。


また使い方は後で説明しますね。


んで次は


スプーンです。


ヒナ餌をあげやすくする為に、スプーンを曲げています。


ペットショップではプラスチック製の物が売っていますが、金属製のスプーンの方が使いやすいからこちらを使ってます。


オカメーランドでは、市販されている金属製のスプーンを曲げて使っており、ヒナをお迎えされる方にお持ち帰りいただく事もあります。


道具の説明は以上で、次は餌の作り方です。


うちでは金属製のコップに50度くらいのお湯を注ぎ、その中にヒナ餌を入れてよく混ぜ、必ず5分以上待ちます。


5分ほど待つ理由は、お湯とヒナ餌がすぐに混ざりきらないからです。


エサをふやかすイメージを持つと良いかもしれません。


また、お湯が熱すぎた場合、熱に弱いヒナ餌のビタミン等の成分を破壊してしまう可能性があります。


ただ、仮に間違って熱湯を注いでしまったヒナ餌でヒナを育てても、ほぼ問題なくヒナは育つので、そこまで神経質にならなくても良いとは思います。


作ったヒナ餌はこちら


で、少しドロッとした感じにします。


外側の陶器製のコップにお湯をそそぎ湯せんをし、熱めのお風呂と一緒の42度くらいにしたら出来上がりです。


コップを触ったら大体の温度がわかりますね。


この時、温度が低いとヒナは餌をあまり食べてくれません。


面倒ですが温度が下がったらお湯を替えて、また餌を温めてあげましょう。


そしてこの出来上がったヒナ餌を


ヒナが待つ口元へ持っていきます。



すぐに自分から身を乗り出して



すごい勢いで食べます。


この時、鼻に入らないように注意し、こぼしたらすぐに拭いてあげて下さいね。


差し餌のやり方の説明はこれで終わりです。


長々と説明しましたが、何となくわかりましたでしょうか?


あと、ヒナ餌は卒業するまでに何グラムくらい必要ですかと聞かれるのですが、ヒナの性格や飼い主の与え方にもよるので何とも言えません。


しかし、生後3週間程度でお迎えしたとしたら、400グラムくらいもあれば、通常は余るのではないかと思います。


そういえば有名なペットショップで小分けして売っている量は500グラムでしたので、まぁそんなものなのかな?