月光第1楽章の備忘録です🌛
今回は先日YouTubeで視聴した、音楽院音届チャンネルの内容の一部を記します。
和音のところで少し注目してほしいのが、3小節目の2拍目。
少し明るい感じがする。
これは「ナポリの和音」という。
ナポリの和音がないと平凡な感じに。
あることで、幻想性が深まったような神秘的な響きになる。
導入だけで、バスのテーマ、和音の響き、3連符の幻想性――と、この曲に必要な要素が4小節ないし5小節で提起されている。
曲の雰囲気は導入で決まると言っても過言ではない。
やっと、5小節目から第1テーマが始まる。
テーマが始まって、どんどん転調が起こってくる。
ドミナントペダルが続く。
バッハの平均律第1巻第1番のプレリュードでも、この書法が用いられている。
とても優しい和音に変わっていく。
今後も気付いたことがあれば、随時更新していきます