今日は朝から家族とひと悶着あった。

 

これまで、私がピアノを弾いていても文句ひとつ言わなかった父が突然、「ピアノなんて弾くな」と言う。


そんな父の言葉を背に、後ろ髪を引かれるような思いでピアノのレッスンへ向かう🎹

 

レッスンの後は電車を乗り継ぎ、予約してあったホールのピアノの代金を支払いに行く。

 

せっかくなので、近くにピアノが弾けるスタジオがないか検索すると、ありました。

 

どうやらマンションの一室にグランドピアノを置いて、スタジオとして貸し出しているようだ。

 

朝のごたごたやレッスンの疲労よりも、これから弾くピアノへの好奇心の方が勝り、足取りも軽くスタジオがあるマンションへ向かう。

 

いざ中へ入ると、本当に普通のマンションの一室を防音室に改装したような、アットホームな空間が広がる。

 

ピアノは、スタインウェイが設計しカワイが製造しているボストン🎹

 

 
スタジオはピアノがある部屋のほかに、楽譜棚のあるスペースと、さらにその奥にはソファでくつろげる場所もある。
 
ピアノの上にあった書き置きに「楽譜棚も使っていただいて大丈夫です」とあったので覗いてみた。
 
棚には楽譜のほかにピアノ関連の書籍、そしてショパン様の肖像画もラブラブ
 
ボストンは初めて弾くが、音色はたしかにスタインウェイのようだと言われればそんな気がするし、カワイっぽいと言われればそのような気もする。
 
鍵盤は象牙っぽい質感で、きらきらしていながらも深みのある音色でしたルンルン
 
ピアノがある部屋は10人程度が座れるソファや座席が用意されていて、弾き合い会の会場にもなりそうだキラキラ
 
 

スタジオでピアノを弾いた後は、近くの喫茶店へコーヒー

 

レトロな雰囲気のお店で、今年オープン44周年を迎えたんだとか。

 

メニューの傍にはピアノを弾く猫ちゃんが🐱
 
窓際の席からは駅のホームが見えるバス
 

注文したものが来るまで、利用客が書いた「らくがき帳」を読む。


読み進めるうちに、こんな言葉が目に止まった。


「生きててつらいことばかりで、おいしいものを食べてる時だけまともな人間に戻れる気がします。とてもおいしかったです」



たしかに、そうだよね。


出されたお料理は、自然で優しい味付けが心と体を生き返らせてくれるようでしたおねがい

 

帰り際、レジの女の子に「席の予約はできますか?」と尋ねると、カウンターに座るマスターらしき男性が笑顔で会釈してくれた。

 

ぜひまた利用したいお店だと思いましたナイフとフォーク