昨日は仕事帰りに地元のストピで母と待ち合わせ🎹
その前に、ひとり雨だれの練習をしていると、高齢の女性が近づいてきて私が演奏するのをじっと聴いていた。
「弾きますか?」と次を譲るが、聴きたいからそのまま弾いてと促される。
それではと、雨だれのテーマの部分をもう一度だけ弾く。
「いま弾いているのは原曲?」と聞かれたので、そうだと答えると、自分は編曲したものしか弾けないと言う。
聞けば、10年ほどピアノを習っていたが、コロナ禍と夫を亡くしたこともあってピアノを辞めてしまったという。
毎年発表会にも出ていたそうだ。
ポリーニのリサイタルを聴きに行った時には、CDか楽譜にサインをもらったんだとか
「今日は素敵な曲が聴けたし、またピアノやってみようかしら?」と話す女性に「ぜひ!」と再開の背中を押すおかめなのであった。
そうこうするうちに、母がストピに到着
まずは私が雨だれときらきら星変奏曲を弾いたあと、母が十八番のノクターン2番と、次にレパートリーに加えたいというシューベルトのセレナーデの冒頭の部分を弾く🎹
母は50歳を過ぎてからピアノを習い始めたのだが、よくぞここまで弾けるようになったと、身内ながらその努力を賞賛したくなる。
子どもの頃からピアノを習っていれば、どれだけ上手になっていたのだろう。
ピアノを弾き終えたあとは、近くのお店で一杯
母は私のピアノがだいぶ上達したと言い、「このまま10年くらいピアノを続けていれば、コンサートが開けるようになるんじゃないかしら?」と夢のようなことを言い始める。
いい年をした娘に対する親バカ発言以外のなにものでもないが、実は本人もまんざらでもないと思っているのだ
地元の小ホールで月1回、ランチタイムコンサートというものが行われていて、応募すれば誰でも参加できるという(それなりのレベルがないとダメだとは思うが)。
それが10年後なのか20年後になるのか分からないけど、いつかそのランチタイムコンサートに出てみたいと思っているのだ
単純な私は、早速コンサートのプログラムを考える。
テーマは「子どものためのコンサート」🎹
曲目は、現在のレパートリーから
モーツァルト
♪きらきら星変奏曲より
ベートーヴェン
♪ソナチネ 第5番 ト長調
♪ソナチネ 第6番 ヘ長調
♪エリーゼのために
ショパン
♪前奏曲「雨だれ」
シューマン
♪メロディー
さらに、これからレッスンで習いたいと思っている月光、悲愴などのベートーヴェンのソナタ、ショパンのワルツ、シューマンの子供の情景などから数曲加えたい。
妄想ばかり膨らむが、ひとつピアノを続ける上でのモチベーションができました