昨日のピアノのレッスンで、リストのラ・カンパネラを弾く漁師さんの話が出た🎹
YouTubeなどでも本人の演奏を聴いたことはなかったが(昨夜のNHKの番組で初めて聴きました)、映画で漁師さんを演じる俳優の伊原剛士がラ・カンパネラに挑戦するという動画を観ていた。
すると、先生も同じ動画を観たという。
伊原さんの役者魂に感服しきりの二人なのでした
NHKで早朝に放送しているクラシック倶楽部🎼
先日の放送は山宮るり子さんのハープ・リサイタルだった。
曲目は
幻想曲 ハ短調 作品35
作曲: シュポーア
ロッシーニの歌劇「セビリアの理髪師」の「静かに、静かに」によるロンド
作曲: ボクサ
ノクターン
作曲: グリンカ
「わが祖国」から 交響詩「モルダウ」
作曲: スメタナ
編曲: トルネチェク
夢
作曲: ドビュッシー
「ベルガマスク組曲」から 月の光
作曲: ドビュッシー
映像 第4集 作品39
作曲: トゥルニエ
1曲目の冒頭の数小節を聴いただけで、「これは凄い」と思わされる。
山宮さんについて調べると、4歳からアイリッシュ・ハープ、8歳からグランドハープを始め、ハンブルク国立音楽演劇大学を首席で卒業。
2009年ミュンヘン国際音楽コンクール ハープ部門で第2位、2011年にはリリー・ラスキーヌ国際ハープコンクールで日本人として初めて優勝したという。
山宮さんはハープの魅力について「弦に直接指を触れて弾くので、自分の感情や伝えたいことがより表現できる楽器」だと話す。
実はハープは音域が7オクターブ近くもあって、その音域を生かしてダイナミックな表現もできる楽器だという。
山宮さんはそんなハープについて「まだまだ可能性がある楽器」と力を込める。
スメタナの「わが祖国」からモルダウ、そしてドビュッシーの夢、月の光…
まるで山宮さん自身とハープが一体となったような演奏だ。
ところでハープを弾く男性って、これまで演奏会などでも見たことがない。
かのウィーンフィルだって、昔は団員が全員男性だった時代もあったけど、ハープだけは女性だったような記憶がある。
神話と違い、現代のオルフェウスは女性と相場が決まっているのだろうか。
山宮さんの演奏を聴いていると、ふいに母がハープの値段について聞いてきた。
たしか、ものすごく高い楽器だった記憶があるが、調べると高いものでは数千万円するものもある。
ちょっとでもハープを習ってみようかな?と思った気持を即撤回しました