雨だれのコーダ前の譜読みをのろのろ進めている。

 

しかし、ここに来て問題発生びっくりマーク

右手の和音がぎりぎりつかめるかどうかなのだ。

 

「手を痛めないでね」と先生がおっしゃっていたわけが分かりましたガーン

 

 

前回のレッスンでは、初めて先生の前で中間部までの演奏を披露した🎹

 

その前に、雨だれの聴き比べをして、いちばんのお気に入りはホロヴィッツ、そしてモーラ・リンパニーの演奏も良かったことを話す。

 

すると先生「聴き比べをするのは耳が肥えるし良いこと」とした上で、「○○さんならこの曲をどう弾きたいと思うのかしら、それを考えてもう一度最初から弾いてみて」とおっしゃった。

 

自分ではいい感じで弾けてたつもりだけど笑、装飾音や強弱の付け方などを修正される。

 

先生がお手本で装飾音の部分を弾いてくれたのだが、その素晴らしいことおねがい

 

たったワンフレーズが輝いて聴こえた乙女のトキメキ

 

私も、演奏を聴いてくれた人が1箇所でも素敵拍手と感じるような演奏がしたいと思うのでした🎵

 

 

先日のレッスンのあと古書店に立ち寄り、こんな本を手に入れた。

 
 
「知ってるようで知らない ショパンおもしろ雑学事典」
 
キーワードでショパンを解説するという試みが面白いと思い購入したのだ📚
 

早速読み始めると、まえがきにこんな一文があった。

 

もうひとりの自分と会話をしているような気分になれる《雨だれのプレリュード》……。

 

 

それを読み、ひょっとするとこの曲は、人に聴いてもらうために演奏するのではなく、自分と向き合う音楽なのかもしれないと考える。

 

そんなことを思いながら弾いていると、心なしか自分の演奏が変わってきたような気がするから不思議だルンルン

 

 

本の中では、映画の鍵を握るショパンの音楽ーーとのキーワードで、ノクターン第2番、ノクターン遺作、雨だれのプレリュードなどが紹介されていた。

 

ノクターン2番は「愛情物語」、ノクターン遺作は「戦場のピアニスト」に使われているのは知っていたが、雨だれが映画に使われていたとはこの本を読むまで知らなかったびっくり

 

どの映画に使われていたのかというと、なんとあの世界の黒澤明監督の『夢』という映画に使われているという。

 

この映画、8話からなるオムニバス形式の作品で、雨だれはゴッホの絵をテーマにした「鴉」という話に出てくるらしいカラーパレット

 

できれば映画館で観てみたいと思ったが、現在かかっている小屋はないようだ。

 

それならばとYouTubeで探してみたら、ありましたびっくりマーク



雨だれの使い方が一筋縄では行かないところは、さすが黒澤明監督だ📽️🎬
 
そして下の動画では、作品の中で雨だれを使った理由について大林宣彦監督との対談で語っている。
(7:00~あたりから黒澤監督が雨だれについて語っています☔)



1冊の本から、思いがけない雨だれの世界を知ることができ、演奏する上でのイマジネーションが膨らみそうですスター
 
 
作品の中でノクターン第2番が何度も流れる映画「愛情物語」