家で雨だれを弾いていても、音が気になり限りなく小さい音で練習しているものだから、ストレスがたまってしょうがない🎹


離れた部屋にいる父に「ピアノの音うるさくない?」と聞くと、「とんとんって音がするけどな」とのこと。


そうだよね、と肩を落としていると「その曲弾かなきゃいいだろ」と言うので、発表会で弾く曲だからそういうわけにはいかないことを説明する。


すると「なんでそんな選曲にしたんだ?」と父。


たしかに…反論できませんでした汗うさぎ



昨日、子どもの頃に習っていたピアノの先生のことを思い出していた。


当時、母と同じくらいか少し年上に見えたが、今でも現役で教えてらっしゃるんだろうか。


ピアノは小学一年生の途中から四年生の頃まで習っていた。


教本はバイエル📚

途中からバーナムもやったっけ。


30分のレッスンのうち、ピアノを弾くのはだいたい15分程度。


残りの時間は、ソルフェージュと和音の聴き取りをしていた。


ソルフェージュはたしか↑のテキストを使っていた記憶が

ピアノは好きで続けていたわけではなく、子どもだから辞めるという発想がなかっただけの話だ。


練習もせず毎週レッスンに通う私。


それなのに、先生に怒られたことは一度もない。

と言うより、話した記憶がない。


今考えると、私は変わった子どもだった。


教室はマンションの最上階にあって、先生はひとつ下の階に住んでいた。


先生からは「教室に行く前に、私の家のインターホンを押してね」と言われていたのに、なぜか私はいつもまっすぐ教室に向かい、電気も付いていない暗い部屋の中で20分でも30分でも先生が来るのを待っているような子だった。


部屋の隅で座敷わらしのようにしばらくじっとしていると、「○○ちゃん来てたのね!」と先生が驚いたような目で私を見つけるのであった。


ピアノを辞めるきっかけとなったのが転校だ🏫


「ピアノ続ける?」と聞く母に「ぜったいにイヤだ!」と断固拒否したのだった。


今となっては、これがちょっとした後悔となっている。


何一つ継続してきたものがない私、ピアノだけでも続けていれば良かった。


そうしたら今ごろ、ショパンでもラフマニノフでも弾けるようになっていたかもしれないのに…


時々、そんな考えが頭をもたげるのであった。


まっ、今からでも遅くないと言われればそれまでの話なんですけどね凝視