1カ月近く誰かの弾く雨だれを聴いていなかったおかめ🎹

(先日の「題名のない音楽会」でのアリス=紗良・オットの演奏は除く)


練習に本腰を入れ始めた最近、再びYouTubeなどで聴くようになった。


以前、20人近い雨だれの演奏を聴き比べたことはブログにも書いた。


お気に入りは、なんといってもホロヴィッツ。


ほかの人の演奏では「装飾音がなんか変」「テンポが不自然に揺れてる」「ここでタメ必要?」などと心の中で突っ込みながら聴いているのに(自分は弾けないくせに、文句だけはいっちょまえなおかめ笑い泣き)、ことホロヴィッツに関しては私の中で文句なしの完璧な雨だれなのです☔



昨夜、またいろんな人の雨だれが聴きたいと思い、家にあるCDを総点検💿


すると、出るわ出るわ。



雨だれが収録されたCDが、ざっと12枚あった。
 
フランソワ、ポリーニ、ブーニン、ヤブウォンスキ…

その中に、まだ聴いたことのないCDが1枚あった。  

夜も更けていたが、音量を絞り聴いてみることにした。

冒頭から中間部、コーダに至るまで、私が頭の中に描く理想の雨だれがここにあった。

どこかホロヴィッツに通じるような音楽性を感じる。

演奏するのは、モーラ・リンパニーというピアニスト。

調べると、1916年生まれのイギリスの女性ピアニストだった🎹

ウィキペディアによると、リンパニーはロシア音楽を愛しており、ハチャトゥリアンのほかにラフマニノフやプロコフィエフを好んで演奏したという。
とりわけラフマニノフに関しては、ラフマニノフ本人が彼女の演奏を聴き大絶賛しており、世界初の前奏曲全曲録音を成し遂げるなど十八番のレパートリーであったとか。

モーラ・リンパニー弾く雨だれがYouTubeにもアップされていたのでご紹介🎵


家にあるCDに収録されたものとは別の演奏のようだ。
繊細さと力強さを兼ね備えた雨だれだ☔

しかし、どうしても古い人の演奏に惹かれる傾向がある私。

「ショパンが生きた時代に少しでも近いからじゃない?」と母。

たしかに一理あるかもしれません口笛