新年あけましておめでとうございます門松おせち


元旦に起きた大きな地震。

これまで生きてきて、おそらく初めての経験だ。

被災地の方々の不安は如何ばかりだろう…

これ以上被害が大きくならないことを願うばかりです。



雲一つない青空が広がる爽やかな元日の朝でしたが、私はいつもと変わらず平常運転で2024年の幕をあけました。


ちなみに年越しはNHK→東急ジルベスターコンサート。

もちろんTV鑑賞です。


わが家は昔から父が紅白を観ない人だったので、自ずと子どもである私たちも観ないで過ごすことが多かった。


その習慣が身に染み着いているのか、大人になった今でも紅白を観ることになぜか罪悪感がある汗うさぎ


というわけで大晦日の夜は、紅白の裏(といってもEテレ)で放送していた「名演・名舞台2023」という番組を観ていたが、今一つ年越しムードが盛り上がらず。


新年を迎える15分前に、チャンネルをテレビ東京に切り替えた。


毎年オーチャードホールで行われている東急ジルベスターコンサートだ。

指揮は炎のマエストロ、コバケンこと小林研一郎氏。


0時0分ぴったりに演奏が終わると同時に新年を迎えるのが毎年の見ものらしく、演奏前にこれでもかと期待を煽る司会の高橋克典さん。


結果は…


1秒くらい新年をまたいでしまったけど、ほぼぴったりのタイミングだったといえるのではないでしょうか拍手


でもこれって、指揮者というよりかはオーケストラの腕だよね?と思うのは私だけではないはずです。


大晦日に続き、元日もクラシック番組三昧。


録画しておいた「クラシックTV」のスペシャルをやっと観られた。

「パワー・オブ・オーケストラ」と題した番組初の公開収録だ。


ゲストは、舞台でベートーヴェンを演じたこともあるという稲垣吾郎さん。


ステージ上で聴くオーケストラの生演奏に感動している様子が印象的だった。

やはりスターですから、なかなか一般の演奏会に足を運ぶ機会もないのでしょう。


続いて、お昼に放送されたブーニンの特番を観る。


昨年放送された番組の続編だ。


番組は10年ぶりに全国ツアーを行うブーニンを密着する。


コンサートのプログラムに新しい写真を入れたいと、ライン川で写真撮影をするブーニン夫妻。


「ご満足いく写真は撮れましたか?」とのスタッフらしき人の問いに「わかんね~」とブーニン爆笑


1年前の番組を観た時にも感じたことだが、今や死語ともいえる?夫唱婦随を地で行くブーニンとその妻の姿が今回も胸に来た。


夫唱婦随とはいっても、妻もしっかり意見を言い、それをブーニンが受け入れている。


ふたりの出会いは、ブーニンが日本の音楽大学に客員教授として招待された時に、通訳兼秘書を務めたのが奥さまの栄子さんだったという。


当時、音楽について詳しくなかったという栄子さんは、ブーニンが「フォルテッシモ!」と言ったら「フォルテふたつください」と訳したんだとか笑い泣き


番組では、ショパンコンクールを目指しているという亀井聖矢さんにブーニンがレッスンをつける様子も映された。


マズルカを弾く亀井さんに、鋭い視線を向けるブーニン。

その眼差しが、音楽家の血が騒ぐといった感じで痺れました~ラブ


演奏を終えた亀井さんに対し「技術的にはとても安定していてスムーズに弾けている」と評価。


しかしその後「もしかしたらそれが問題なのかもしれない」と指摘。


指導にも熱がこもる。



レッスンが終わると、亀井さんと記念撮影があることをすっかり忘れ、おもむろにピアノに向かうブーニン。


亀井さんを待たせたまま、40分ピアノを弾き続けたんだそうです爆笑🎹


ブーニンが奏でる音を聴きながら、時にうなるような表情をする亀井さんの姿が印象的だった。


10年ぶりとなるツアーは、東京、大阪など全国の主要都市を巡る。


コンサートが終わりステージを下りると、自身の演奏に納得がいかないのか、手にしたステッキを床に叩きつけ苛立ちをあらわにする(ブーニンは数年前に足を数センチ切断する手術をしている)。


その姿に、妥協を許さない真の芸術家をみた。


コンサートを重ねるにつれ、かつての感覚をつかんでいくブーニン。


埼玉県川口市でのリハーサル風景では、その深い音色に惹き付けられた。


すると、かつてブーニンのマネージャーだったという男性が「ブーニンさんの音だ音符」とひとこと。


ツアーはクラシック音楽の殿堂、サントリーホールでも行われた。


この舞台に戻ってくることが夫妻の目標だったという。


1曲目は、ショパンの「雨だれ」。


コンサートでこの曲を弾いたのは、実に23年ぶりだったという。


さりげないながらも、その美しさに胸打たれた。


4月の発表会まではショパンを、雨だれを自分なりに追及したいと決意を新たにしたお正月なのでした門松キラキラ


最後に、ブーニンが亀井聖矢さんにかけた言葉をご紹介ルンルン


ショパンは大げさになりすぎないことが大事。

過剰な感情移入は邪魔になる。

ショパンはリストではない。

ショパンはショパン。


今年もよろしくお願いいたします照れ