次の写真を見て、何だか分かりますか?


オナガサイチョウ02 カスク


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これは『オナガサイチョウ』という鳥の、くちばしと「カスク」と呼ばれる硬い突起の部分で、
『赤い象牙』と呼ばれています。




こちらが『オナガサイチョウ』という鳥です。
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そして「赤い象牙」に日本が加担しています。


どうして、いつも日本は密猟に加担するのか💢💢



日本が加担してる密猟について、
以前に記事にした『ハゲワシと象牙の関係』について、
日本政府の腹黒さが分かる記事は、こちらです。





密猟と聞くと有名なのが象牙ですが、
象牙より世界で一番多く密猟されているのが、
『センザンコウ』という動物です。
このセンザンコウの密猟にも日本が加担している記事は、
こちらです。





話しを戻します。
今回の『オナガサイチョウ』という鳥のくちばしと「カスク」が、
赤い象牙と呼ばれているものに、

ひかたまさんが分かりやすく説明をして下さっているので、
ひかたまさんの記事を一部、
転載させて頂きます。


※※※転載※※※

オナガサイチョウ。

東南アジアの熱帯林に生息している大きく美しい鳥です。

長い尾を含む最大体長は、170cm
最大翼開長は、130cm
にも成長します。 


この鳥は
嘴が大きく、特に上嘴の基部に
「カスク」
と呼ばれる大きな膨らみがあります。

これは、
オス同士が空中で争う時に
互いのカスクをぶつけ合って
強さを決めるための重要な部位です。


このカスクが
サイの角のように見えることから
サイチョウと呼ぶようになりました。


このカスクは、
骨ではなく、
主にケラチンという爪や角などと同じ成分のタンパク質でできています。

このカスクが
「赤い象牙」
「鳥類の象牙」

などと呼ばれて
とても高値で取引されています。

そのために、
この美しい鳥は
見つかり次第
射殺されてしまうのです。



密猟の元締めは
地元の猟師に違法に射殺させて
一つの頭を4ドルで買い
100ドルから最高1,000ドルで転売します。

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サイチョウ類であれば、
どの鳥でも射殺対象ですが、
中でも
このオナガサイチョウは、
最も高価に取引されています。

相場によっては
象牙よりも高価です。



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この銃と共に押収されたオナガサイチョウの嘴の
密売先は、
日本と中国でした。



これは日本で作られた工芸品です。

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こちらは中国で売られていたもの
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たったこれだけを作るためだけに
貴重な命を奪っています。


もともと
ボルネオ島では先住民が二千年以上前から
このカスクをつかって
装飾品を作る伝統があったとされています。

でも
彼らは銃を使うようなことはしません。


2011年頃には、
中国の新富裕層の間でオナガサイチョウのカクスの工芸品、装飾品が
爆発的に人気となりました。


象牙よりも希少価値があることが広まり
多くの富裕層が
競って手に入れようとしたのです。



そして、
この鳥のカスク欲しさに
インドネシアに生息するオナガサイチョウが
大量に殺されてしまいました。


しかも
カスクは
象牙よりも加工しやすく、
職人たちが緻密な細工をするのに適しているのです。


サイも角だけのために殺され
ゾウも牙だけのために殺され
センザンコウも鱗のためだけに殺され
サイチョウもカスクのためだけに
殺されるのです。

いまだに
多くの人たちが
自我を満たすことにあこがれて
お金や財産や権力を
必要以上に求め続けます。




サイチョウの嘴が希少なものであると知ると
自我を満たすためだけに
サイチョウを殺してでも
入手したくなる人は
とても多いのです。


※※※一部の転載終わり※※※



✱ひかたまさんの記事






金を払えば買えるという認識の為に、
感情と痛みがある動物を殺させて商品にさせてしまい、
人間のエゴというものは、どこまで腐っているのか💢💢


工芸品の為に、動物を殺さなくても立派な代用品が、
いくらでもあるでしょう。



どうして密猟があるのか、分かりますか?
それは、需要があるからです。


買う人がいるから密猟が終わらないのです。


密猟は、違法です。



需要があるかぎり、
動物達は残酷に殺されます。

動物を材料とした品を選ばないように、
どうか、動物達の命を軽く見ないで下さいm(__)m





罪の無い、動物達が
地獄界から脱出できますように。

早く種差別が終わりますように。

世界中の動物達に平和が訪れますように。





※画像は、ひかたまさんの記事と関連記事から、お借りしました。




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