■最近読んだもの。■ | 君 次 第 ο

君 次 第 ο

斜め前向きに生きているο

ここからは本の話を少々。
と言いましてもいつものように感想ではなく、
とりあえず今年読んだ本をズラーーーーーーって書いてこうと思います。



①ブラッド・スクーパ(森博嗣)
②スカル・ブレーカ(森博嗣)
③十角館の殺人(綾辻行人)
④水車館の殺人(綾辻行人)
⑤迷路館の殺人(綾辻行人)
⑥人形館の殺人(綾辻行人)
⑦神様が殺してくれる(森博嗣)
⑧真綿荘の住人(島本理生)
⑨ぼくのメジャースプーン(辻村深月)
⑩名前探しの放課後(辻村深月)
⑪PK(伊坂幸太郎)
⑫ガソリン生活(伊坂幸太郎)
⑬貴族探偵対女探偵(麻耶雄嵩)
⑭空飛ぶ広報室(有川浩)
⑮阪急電車(有川浩)
⑯夜の国のクーパー(伊坂幸太郎)
⑰ビブリア古書堂の事件手帳(三上延)
⑱死神の浮力(伊坂幸太郎)
⑲まほろ駅前 狂騒曲(三浦しをん)
⑳有頂天家族 公式読本(森見登美彦)


テスト期間挟んだのと、帰省した時図書館が閉まってたのであんま読んでないですね。
この調子だと年間50冊ちょっと読めるかなーって感じでしょうか。
かの汰むずかしい本があまり得意じゃないので、
読みやすいのばっかり読んでます。。。

デュラララ!!も入れると+5冊になります。
集計からは外しておりますが。


感想を全部書いてると疲れちゃうので、とりあえず特筆したいものだけ。


まず、綾辻行人さん。

お分かり頂けると思いますが、綾辻さんにハマっております。
数え年で22歳ということで、もう人生長くない。
1ミステリファンとして、そろそろ有名どころを読んでおくべきじゃないかと思い立ちました。


そして本当になんとなく、綾辻さんの「館シリーズ」に手を伸ばしたのであります。
だって、「館シリーズ読んでる」って言ったら、なんか格好いい。


いやー、面白いです。

まず十角館の殺人についてですが、設定がもう。
ミステリサークルの小旅行、孤島に建つ奇妙な十角形の館、そこで起こる連続殺人...。
これでもかってくらいベタな設定!!!ミステリファンにはたまらんです!!!

メイントリックは今でこそ使い古された感じもしますが、
これを90年代に書いたというのは本当にすごいと思いました。
当時はかなり衝撃的だったのではないでしょうか...。

探偵は島田潔という男のわけですが、この人何もしません(笑)
こんなんで事件解決していいのかって感じでした(笑)


そして2作目、水車館の殺人。
こちらは1作目よりスタンダードな感じですね。
状況から不可能なことを消去してたら、なんとなくこうかなーって気づきます。
そういう意味ではとてもフェア。綺麗なミステリだと思います。


3作目、人形館の殺人。
これは設定が抜群に魅力的でした!!
館シリーズは題名の通り、奇妙な館で起こる殺人事件の話です。
今回の迷路館は各部屋へ至る廊下が迷路状になってる、非常にややこしい家なわけです。

家主である一人の大作家が弟子の作家や編集者を集めます。
そこで「この迷路館を舞台にしたミステリを書き、一番優れた作品を書いた者に遺産を相続させる」と言います。

そして殺人が起こっていくのですが、それぞれの作家が執筆途中の原稿の通りに殺されていく。いわゆる「見立て殺人」が起こっていきます。

このメイントリックもいいですね。
綾辻さんは逆転の発想を使うのが得意なのかなーって思います。



それから4作目、人形館の殺人。
この作品を4作目に持ってくるのがいいです。
4作目だから効いてくる。今までの3作からの先入観が抜群のミスリードを起こします。



綾辻さんと言えば、最近映画化もされました【Another】の作者さんです。
文章は非常に読みやすい。スラスラ読めるので1冊あたり4時間あれば読めちゃいます。
読書しない人にもおススメです。
綾辻さんは本格を書かれる方なので、好きですねー。

調べてみたら奥さんは何と恩田陸さん!!!
なんて素敵な作家ご夫婦...!!!



かの汰はやっぱり90年代のミステリが好きです。
最近のミステリにも衝撃的なものがもちろんありますが、
90年代作品の持ってる独特の雰囲気が好きです。

もともと森博嗣からミステリに入ったので、余計に90年代が好きなんですよね(笑)
ちょっと気取った文体であったり、おしゃれな感じが良いです。
それより前はまだあんまり読んだことないです。
これでミステリ好きとはお恥ずかしい限りなのですが...。



これからは名作のミステリにどんどん触れ合っていく予定です。
かの汰の理想のスケジュールと致しましては、


・春休み...占星術殺人事件

・春~夏...アクロイド殺害事件 
     殺戮に至る病

・夏休み...暗黒館の殺人(長い)
     黒死館殺人事件

・冬休み...虚無への供物

・春休み...ドグラ・マグラ


って感じです。


日本三大奇書読んどきたいんですよね。
黒死館は冬休みに読んでみたのですが、帰省中に読み切れず。
リベンジしたいです。

ドグラ・マグラは、実は2回挫折してます...。
30ページもしないうちに気持ち悪くなって断念しちゃいました(x_x;)

しかしあれだけ名作と呼ばれているからには、ぜひ読みたい!!
色んな文章読んで、レベルアップして臨みたいと思います!!!


他に読みたい本として、

・カラマーゾフの兄弟
・海底2万マイル
・エラリィ・クイーン作品
・カーの作品
・そして誰もいなくなった
・雨月物語
・藪の中
・ナルニア国物語


昔からファンタジー以外の翻訳物がどうも苦手で、避けてきました。
そろそろ読める気がするんだよなーーーーー。



しかし読みたい本とか書きましたが、正直好きな作家さんの新刊を追うので精いっぱいです...。
新しい作家さんの開拓もしたいんですが、まだ読みたいものがいっぱい...。
森博嗣も最近読み直したい気分です。



時間が足りない!!!
もっともっと闇雲に読書したい。

読みたい本であふれてるって幸せだなぁ。
将来は図書館の側で死にたい。