肌寒い朝を迎えましたが
もう暫くこの冷え込みは
続きそうですね…

今年はお花見の自粛もあり
季節感を見失いそうですが
最近は次の季節感
ツツジの花が至るところで
次々と鮮やかな色を
見せてくれております

自然の力は凄いです

片時たりとも淀みがなく
その流れがもたらす
生命感を強く感じてしまいます

私はいつも自然を見つめ
ふとした時に
思い出す言葉があります

ゆく河の流れは絶えずして
しかももとの水にあらず
淀みに浮かぶうたかたは
かつ消え、かつ結びて
久しく留まりたる例なし

という鴨長明の”方丈記“
の冒頭のフレーズです

十数年前に得度した時に
改めて学んだのですが
仏教では”いのち“を
大きな一つの流れとして
とらえております

すべてのものは
流動しているという事を
”諸行無常“という
言葉でも表します…

流れは掴みとることも
見ることも聞くことも
実体がないので
思考の対象にも
ならないけれども
実際には流動している
であろうという認識

今まさに私たちは
流れという時々刻々と
入れ替わりつつ
変化しているものを
意識し続けておく事が
とても大切だと
私は感じております

お家にいるだけで
助かる”いのち“

意識の使い方次第で
”いのち“というものを
流れがもたらす効果…

今朝は”いのち“について
考えてみました