今から三十四年前茨城県のつくば
研究学園都市にて科学技術万博会が
開催された時のことです
私は二十代半ばで明乳の研究所から
文部科学省の外郭団体へと
大学の先輩に頼まれてアルバイトで
勤務し始めたばかりの頃
財団では「日中大学長懇談会」という
日本と中国の名だたる学長たちを
十名ずつ招待し会議が行われました
私は仕事の内容も慣れない時に
この会議の事務局を担当する事となり
様々な行事のエスコートのなかに
筑波で行われている科学博の見学があり
十名の学長をご案内することになりました
その時中国側、遼寧大学の学長に随行して
日本から遼寧に留学している学生さんが
里帰りをかねて来られていたのです
私はその時即座に上司にお願いをして
彼はまだ学生ですし交渉をして
この間の通訳をお願いできないかと
いう事で彼のご快諾をいただき
この行事の一役を担って頂けた事に
私は本当に有難くその一期一会の縁に
心から深く感謝させて頂きました
つい先日、その時の上司と彼と
それ以来三十年余りの時を経て
全く違う道を歩んでいる三人が
再会することが出来たのです
今となれば私は観相学に携わり
そんな目で懐かしい人たちの顔を
拝見させて頂いた感想なのですが
年は重ねても見た目が若く明るいこと
いい顔への一番大切なポイントが備わっていて
この再縁が新たな運に繋がりますようにと願っております