皆様
お変わりございませんか?
私はおかげさまで日々、元気に過ごしています。
facebookや他SNSでの記事更新などされている様子を拝見し安堵している反面、中には全く連絡が取れない友人がおり心配です。

この1ヶ月余り、通常では連絡を取り合わない人との安否確認がありました。
そんな中、私のもとには共通の相談が寄せられています。

自分の子供が我が子を育てない(育児放棄)ために、祖父母が実子の子供(孫)を育てているというのです。
そして育児放棄している親はというと、祖父母を憎み、罵声を浴びせるそうで、ひどい時は暴力行為が止まらないそうです。
育児放棄する親の言い分は「祖父母の育て方が悪かったので、自分が不幸になった!!」と、「だから、今仕返ししている!!」
我が子に殺されそうになり「逃げている」と、悲痛の訴えもありました。

私の長年の活動における目的は、虐待防止です。
その根底には「人間力の向上」が必要で、なぜ必要なのかということを理論立てして訴えてきました。
これまでの日本の教育は「IQ」(知能指数)を高めることばかりに偏り、「EQ」(人間力)が低下したことにより「いじめ・虐待」の問題が深刻化しているからです。

今では「いじめ・虐待」の問題も一般化されて誰もが知ることとなっていますが、なぜ問題が一向に解決されないのでしょうか?
「児童虐待防止」と掲げる団体は山のようにあります。
日本国内でトップの研究者とされる人たちがそれらの団体に関わり、また、多くの人が「虐待防止を願い」基金という名目でお金を寄付しています。
それらのお金が、果たして何に使われて、どこに消えているのでしょうか?

児童相談所や児童虐待防止関連の相談員募集関係を見ても、私の知る問題解決できるスキルを持つ人は不採用となっています。
それが現在の虐待防止関係の現実です。
そして一番怖いのが、虐待行為を繰り返してきた側の人たちが、虐待防止の看板を掲げて騒いでいるということです。
虐待の体験者には明るい未来がないように、様々な表現方法を使って打ち出しており、能力の高い虐待体験者の将来を潰しています。

 

児童虐待の体験者の中には、その体験をバネにして頑張り成功している人が多数います。
代表的な人には、ココ・シャネルやマリリン・モンロー、矢沢永吉さんなど、多くの人に夢や希望を与えてきました。
この虐待体験者の共通点は「人間力の高さ」です。
そして何よりも、カッコよさです。

人間力の低い人には、人助けはできません。
子供を育てること、先生として他人を育てること、その資格があるのは責任が取れる高い人間力がないと無理だと私は思います。
現在の日本の問題は政治や経済、他様々ありますが、全ては人が関わる職域であり「人間力の低下」が問題を引き起こしています。<暴君ネロの実母、アグリッピナコンプレックス>

 

コロナの問題もあり、今、ここで食い止めなければ、この先の日本という国は本当に滅びるところまで来ています。
「親子や夫婦で殺し合う」決して、他人事ではないのです。
親子や孫との関係で苦しんでいる人はもう一度、自分の生き方、考え方を見直していただきたいと思います。

救いは、私のもとに「孫世代」の子供たちが学びに来ていることです。彼らは社会の流れや親を反面教師にして、同じ繰り返しはしたくないと考えており、希望ある未来を描いています。
 

虐待心理研究所

児童虐待防止の市民活動団体 サークル・ダルメシアン

CAP専門カウンセラー養成講座