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4月12日に東京に修学旅行で訪れた岡﨑中学校の生徒さんたちに、訪問取材の一環として、私の講義を受講していただきました。

下記の内容で、お話をさせて頂きました。

1)しつけと虐待の違い

2)いじめと虐待の違い

3)いじめの原因とは

生徒さんたちからも質問がありました。

核家族の社会では、小さな赤ちゃんに接する機会がない。
そのために、中高生の女の子に、赤ちゃんに触れ合う機会を設けることにより、
将来の虐待や育児放棄がなくなるとの説に関して尋ねられました。

わたしはこう考えます。
一番大事なのは母性が目覚めているかどうか、、
つまり、結婚する前は「女」
結婚したら「妻」
出産したら「母」になるのですが、
そのための準備や勉強をしないで、本来であれば母の役割をしなければいけないのに
心はまだ「女(女の子)」のままでいる。
数多くのカウンセリング事例として言えることは、その未成熟が虐待や、育児放棄の原因となっています。
これは私の幼少期の家庭にも当てはまることです。
中高生が赤ちゃんを抱いて可愛いと感じる感覚は一種のペット(子犬や子猫)を抱いて可愛いと思う感覚と、何ら変わらないと思います。
母性というのには愛してる男性の子供を身ごもることにより、妊娠の過程が進むにつれて、自分が相手の男性から愛されているという感覚を体験します。
そのような体験を持つからこそ、母という自覚が育っていきます。
出産後、その母という感覚を自分でも育てながら、好きな人の子供でもあり、自分の分身でもあり、また相手からも愛されている自分の分身だからこそ、可愛さがより芽生えてきます。
夫も同じようにかわいがる行為を見ることによって、自分がどれだけ愛されているかということを実感します。
そして、また子供がよりいとおしくなります。
そうして、知らず知らずのうちに、母性愛がどんどん深まっていきます。
それが、本来の正常な母親だと思います。

ところが、現代の母親は、愛する、愛されるという問題ではなく、
社会の傾向として、夫婦だから子供が必要とか、自分が好きだから、好きな人の子供を勝手に産みたい。
出産したら、相手がどうにかしてくれるのではないかという期待(振り向いてほしい)や子どもそのものが理由づけになっていると思います。
夫婦仲がうまくいってない状況ではそのようなことをしても、うまくいかないのです。
それが虐待の原因の一因となっているのです。

というようなお話をさせて頂きました。





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