23歳くらいの時、変わり映えの無い毎日を送っていました。

 

 

親と空前絶後の喧嘩をしたり、早起きするのが嫌なだけで仕事辞めたり、モバゲーで知り合った子とバーチャルのまま別れたり。

 


駅前で知らないおっさんが
 

 

「タバコ一本ちょうだい」
 

 

って、火もかよ!
 

 

キャバクラに入ったら、ボーイがキャストの女の子に僕の事を、
 

 

『イケメン来たよ! イケメン!』
 

 

って言ってくれたそうです。

 

別の店でも
 

 

『カッコよさげだから、あたしがこの席着きたかったの。逆指名 逆指名!』

 

きっとリップサービスでしょ! 営業トークでしょ!
 

 

需要と供給でしょ! マクロ経済学でしょ!
 

 

分かってるもん! 俺、女なんて信じないもん!


でもありがとう!


そんな女性不信は悪化の一途をたどってます。
 

 

自分でも具体的に症状が分かってきたんですけど、街ですれ違ったりするキレイな女性に
 

 

(この男チャラそう)
 

 

とか思われてんじゃないかって不安になる、自意識過剰な悩みになりました。


長年友達やってるTJに、その話をしたら、


『でも間違いなくそう思われてるよ』

 

(えぇ!?)


『体からチャラさがにじみ出てるもん!』


『笑ってみ……ほらチャラそう!』


『怒った顔して……やっぱチャラそう!』


わりとヘコみました。
 

 

そんな僕ですが、彼女できました。
 

 

いいの?
 

 

彼氏、体からチャラさがにじみ出てるらしいよ?


とりあえず付き合ったその日から、1日2回くらいミクロな理由で喧嘩してました。

 


もうストレス溜りまくってんのに家でずっとドラゴンボールのゲームやってました。


知ってます?
 

 

他人と努力は裏切るけど、ゲームと努力した自分は裏切らないんですよ?


とりあえず必死にベジータにかめはめ波を覚えさせてました。


久しぶりに家を出てした事は、日サロと1人暮らしを始めた友達の洗濯物を洗濯した事ぐらいです。


話は変わりますが、友達20人くらいでするBBQを企画していました。


幹事はこの僕でした。

 

 

みんなの意見を聞くのが幹事の役割です。ちょっと覗いてみましょう。


『女いらなくね?』『運転? 俺飲むから!』

 

 

『あいつ来るの? 嫌なんだけど』

 

 

『20人も来るの? 俺行かね』

 

 

『花火は?』『え? 本当にやるの?』

 

頼むからビークワ!
 

 

書いてて気づいたのはこれ全部1人の人間の意見でした。
 

 

BBQの準備を全部僕1人でやっていたので、嫌になります。


当日来た20人全員に向かって、


「もうおまえら全員すねばいいって思った!!」


って言いました。ちょっと噛みました。


当時はこんな幹事でした。

 

 

おしまい