サイファーは17歳。

オープニングムービーでイケメン主人公の顔にバーダックも泣き出すような傷を付け、おまけに自身もしっかり同じ傷を受けるという宿敵っぷり。

性格は自信過剰な上に嫌みったらしい。

アメリカのハイスクールだったらラグビー部に違いあるまい。

初めから好感を持つ者はまずいない上に序盤で主人公達の敵である魔女に寝返るのだが、魔女を守る騎士になることが彼の崇高たる夢だった。

ちなみに魔女の正体はサイファーを含む主人公達の育ての親である。

様々な兼ね合いで物語中盤で発覚する事だが、早くから魔女の正体に気付いていたサイファー。

育ての親を守ろうとする為に主人公達と敵対するので、道理には叶っていた。

主人公の対を成すだけあって、ルックスや強さなどインパクトもなかなかだが、物語終盤にかけては段々と惨めになっていく。

終いには「ぎにゃあああ!」という奇声を上げ、吹き飛ばされていった。

そんな彼だが、主人公達が物語を楽に進める為に、たった1人で死闘を繰り広げるのだ。
 

 

そんな話をしている内に、7時間目にして、ついにLV60となった。


だがここで思わぬ誤算が起こる。


必要な上位魔法は6種類。


1魔法につき100個取る必要がある。


1人分で600個の魔法を手に入れる×4人分。


計2400個の魔法を敵から抽出しなければいけないのだ。


ちなみに1度のドロー(抽出コマンド)で敵から手に入る個数は9個。


2400÷9=約267回


実に267回ものドローコマンドを行わなければいけない。


しかもバイオという魔法を所持しているヘッジヴァイパーという敵は、前途の通り出現率がべらぼうに低いのだ。


探しているだけでLVが60から70になった。


つづく