突然ですが、僕は『クレヨンしんちゃん』が大好きです。
 

 

体は子供で頭脳は大人な眼鏡をかけた少年が、殺人事件を引き寄せる話より、

 

怪しい実を食べたり食べなかったりした海賊が、ひとつなぎの財宝を求め手とか足をビヨーンして「ドン!」する話より、


ちびな女の子が、玉葱みたいな男の子とか金持ちとかブーブー言う子とか牛乳瓶の裏みたいな眼鏡かけた親友がクラスメイトの話、つうかあの子の父親の職業何? とか、
 

 

カバとかウサギは草食動物なのにあんぱんを与え、パンチ一発でバイ菌が乗ったUFOをぶっ飛ばす話より、
 

 

青いネコ型ロボットが、映画ではいい奴な不思議な乱暴者から少年を不思議なアイテムで甘やかす話より、
 

 

「殺助ナリー!殺助ナリー!」とほざくロボットと、青いネコ型ロボアニメに比べ、今いちキャラが中途半端な天才少年とブタゴリラの話より、
 

 

嘘ばっかついて、人を信用するという心を忘れかけた大人達がくりひろげるゲームの話っつうか俺、戸田恵梨香好きなんだって話より、
 

 

月に変わってお仕置きされる、むしろマーズあたりにされたい話より、
 

諦めたらそこで試合終了な話より、

 

お前はもう、死んでいる話より、
 

人類が保管されちゃう話より、
 

クララが立つお話より、
 

ハンターの話より、
 

霊丸の話より、
 

NANAより、

 

おしりをブリブリと突き出す5歳児の話が好きなんです。
 

 

嫌いな人もいるでしょう。
 

 

でも僕は好きです。
 

 

どんなに好きな彼女にふられても、飼っていた亀が死んでも泣かない僕が、映画全作もれなく号泣してます。


むしろここ20年、感動して泣いたのはクレヨンしんちゃんの映画と、PSアイラブユーという映画と、自分の作品の完結原稿を書き上げたときで、結構泣いています。

 

 

年取ると泣くこと増えますね。

 

でもやっぱりクレヨンしんちゃんが好きです。

 

 

自分でも何がいいのか分かりません。
 

 

理屈抜きで彼の声や言葉が心にズキンとくるんです。

 

 

多分声優の矢島晶子さんの声がものすごく好きなんです。
 

 

奇しくも、この後、僕はクレヨンしんちゃんを出版している双葉社さんで初めての本を出し、ありがたいことにテレビアニメ化までさせてもらいます。

 

 

恩と奇縁を感じつつ、これからも子どもとクレヨンしんちゃんを見ていくんだな、と思う今日この頃です。

 

 

おしまい

 

 

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2018年奴隷区アニメ化のお知らせ!

 

 


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