道端アンジェリカさんの誕生日である12月5日に発売する魔女と魔王という小説のお話です。
道端アンジェリカさんは全く関係ないけど、本作の校正作業の一部公開を通して、岡田の弱点をご紹介。
これは自分への戒めであり、皆さんの何かおもしろいもんや、1ミリでもしくじり先生に繋がれば幸いです。
先に言っておくと地味だよ!
早速の、間違いが多かった痛恨の第3位!
押さえる/抑える
(押さえるがよいしょと物理で押すイメージ。抑えるが感情や数字を抑制するイメージ。力づくと力ずくもたまに混乱します。)
どんどん行くよ、続いて恥じらいの第2位!
(付着と達する。小学校時代、東西、左右で混乱したように未だ混乱します。)
待ったなしの第1位
下/元
(例えば足元って元だし股の付け根じゃないの? だから足下じゃない? とゲシュタルト崩壊みたいになります。それが原因で変なクセが付いてしまい、元を使ったり下を使ったり、統一感のない表現をしてしまう、要注意ポイントです。一説では、足下は足の裏の下、足元はつま先の辺りの違いのイメージもあるみたいです。)
以上!
今回の作業中、編集の幅氏に以下の旨で言われました。
「岡田さんの作品は、ここ最近の仕事の中で最も直しが多かった。
けど自身の体験を表現する力は、岡田さんは凄いと思う」
この女の国のWEB連載からなので、かれこれ2年以上の付き合いになる氏ですが、作業終盤、再校ゲラのチェックのたびに
「何度読んでも感動します」
「いまさらですがおもしろいです」
と励みになる嬉しい言葉を添えて頂きました。さすがチェックはちょっと泣きそうなほど綿密でした。
改めて、この場を借りて、潮WEB編集長幅さん、装丁のマルプデザイン清水さん、装画の山本祥子先生に感謝申し上げます。
関わって頂いている読者の皆さま含め、みんなで手作りした傑作です。
このご時世、長編単行本の文学系ファンタジー作品を出させて頂くなんて本当にありがたいことです。
どうか本作をお家に迎えてやってください。
必ずあなたの人生のプラスになる、価値的な一冊になります。
初めての方は、同じ作風の少年と老婆という作品のレビューや本編をどうぞ参考にお願いします。
かつてWEB連載時、4400レビューで4.9/5.0という、史上稀に見る評価を頂きましたシリーズです。