2018年アニメ化も控え、ここから時々、原作小説の奴隷区の制作秘話について掲載させて頂ければと思います。
【奴隷区ができるまで】
24歳、当時アマチュアなりにそれまで3年くらいネット上に読み物をアップしていました。
代表作品は、自分の過去の話をおもしろおかしく書いた『愉快なお話』そしてファンタジーの『少年と老婆』です。
カテゴリ的には一応ふざけたエッセイとファンタジーです。
どちらも共通したテーマは『僕が知る限り、携帯小説にはない小説』です。
今ではだいぶ似たものがありますが、両作品初めた当初は、本当に他に見かけませんでした。(特に上位作品でね)
僕自身が描いてみたかったジャンルがありました。
それが頭脳派サスペンスです。
分かりやすく言ったら、ぶっちゃけデスノートみたいな小説が書いてみたかったんです。
デスノートはジャンプ連載当初から見ていましたが、1話目を見た時は衝撃でした。
世の中にはなんて頭のいい人がいるんだろう。
そして、頭のいいものをなんて分かりやすく形にしているんだろう。
頭脳系の作品は世の中にたくさんあると思います。
当時の携帯小説でも頭脳派なミステリー、ギャンブル、推理などの小説もたくさんありました。
僕もそんな作品を描いてみたい。
けど、B型あまのじゃくな僕は、現存する作品に似たようなものを作るなんてまっぴらです。
そして何よりも『僕が読んでみたい小説』を作るのが、僕が小説を描く最大の根本的テーマです。
そして(一応)ギャグな小説や(一応)まじめなファンタジーを描いてきたので、次は今までに僕が描いたことのない、リアルな作品を描いてみたいと思っていました。
要するに
『憧れの新しいジャンルへの挑戦』。
挑戦。それが僕と23人の奴隷を描く理由ときっかけになります。