最近の演奏家の投稿ブームについて。 | Record....

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音楽プロデューサー岡田直樹Official Blog

ガチ演奏とメッセージ演奏とふざけた演奏。

ガチ演奏はお金を戴いてやるもの。
メッセージ演奏やふざけた演奏はお金でなく何か世の中に寄与したいからやるもの。
この分別が分からなくなってる演奏家の方が増えている気がしてならない。
ガチ演奏してしまってる無料動画を見ると、いくらこういう時だからとは言え、ちょっと違う気がする。

やり場のない気持ちは自分の中で消化するもので、何かガチの演奏会でやるべき事をwebに出し始めると、それはGive and TakeのGiveではなく、ただの身売りという自己満足な気がしてならない。

最も、私は私の周りのFB友人や星野源さんより1週間以上早くこういう事をやり始めたのでハッキリ言いますが、ふざけた演奏には「笑い」という免疫力を促す作用があり、メッセージ演奏にも「心振るわせる」という免疫力を促す作用がある。だから普段はこういう事やらないのにやり始めたわけです。

星野源さんもうちで踊ろうをYouTubeに出した時に「楽しいもので埋めたい」というメッセージを出してやっていた。

「楽しいもの」「心震わせるもの」は今、演奏する意味があるけど、作られた動画を観てガチなのは、その人のファンは喜んでも、世の中に寄与した演奏になっているのか??

私はクラシックやる人は経済的に貧しい時でも、演奏することに対する線引きは必要で、ガチ演奏してる人、またオンラインレッスンに満足してる人の心理にはただただ疑問であります。

あと、オンライン声楽レッスンはやるべきでないという考え方については皆さんに不評なんで、なぜ否定的かを説明します。

それは簡単な事で、ただ前に声を出す(ぶつける)…というタイプの人の声は録音乗りが良く、背筋を丁寧に使った立体的に空間をしならせ、生音で響きが豊かな声は携帯程度のマイク感度では正しく拾えないからである。
これを分かってる先生はオンラインレッスンは無駄と分かっているので、(私の知る限り)有名な一流の先生方はほぼ行なっていない。

だから、私がふざけて配信始めたカラオケ企画も世の中の傾向が違う方向に行き始めてる手前、ネタ切れという理由をもって終了しました。私だけが悪いとは思いませんが、「一応ケジメ…」という本音です。

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ま、次にYouTubeやる時にはトークでもやりましょうかね。。。

そうだなぁ。
例えば「岡田さん教えて!」みたいなタイトルで、
普段なかなかお話出来ない人からの質問に答えてみるとか…。

まだまだコロナウィルスの影響を引き摺りそうですが、政府にはクラシック奏者や事業者にはただ仕事がないのではなく、風評被害含め、約10ヶ月は仕事に影響が出ますので、100万200万というセコい金額ではなく一年間の世帯主の最低収入見込の6割(300-600万)は補償して欲しいところです。(※皆さんがどのくらい稼いでるか知らないので、最低はもっと低かったらすみません🙏)

飲食の1,2ヶ月はすごく騒がれるのに、音楽界は一番最初に0になっているのに相手にもされない感否めません。

これを機に、もう少し社会の中で演奏家という職業であるという風潮を作れるように、Classic Innovateの代表としては考えなきゃいけないな…と思ってます。