中四レポの続きです。個人戦は観戦や棋譜取りなどをして過ごしました。団体、個人を見て思ったのですが、やはり振り飛車の将棋と角換わりの将棋が多かったです。また、岡大では江島がベスト16、水口がベスト8。両者とも自己ベストを更新したようでよかったです。

そして優勝は松大の佐々木さんで中四名人3連覇。準優勝は高知工科大の山本さん、3位は松大の中村さん。この三名と、学生名人獲得による招待枠で私が四日市で行われる学生王将戦に参加することになりました。

 

感想 この4年間を振り返ると、団体ではフル出場で35勝5敗、チームは6連覇と3位、2位。

個人戦では3度全国大会に出場しましたが、中四大会で3度の本戦初戦敗退も経験し、そして一度も中四名人になることは叶いませんでした。

私は今年学生名人になりましたがこの半年、正直な気持ち、実力的にも精神的にも日本一の器ではないと痛感しています。2年生の秋ごろから中四、全国の学生棋界でもトップ集団に混ざることができたと思っていますが、その中で飛び抜けたから優勝できたわけではなく、運にも恵まれて結果を出せていると改めて認識しました。

 

また、今回の団体戦は優勝できず悔しいという気持ちもありますが、むしろよく2位までこぎつけたなと思います。ただ結果論ですが春も、今回もエース三人全員が5-0をしていれば8連覇は果たせていました。主力だった先輩方が全員抜け、特にこの一年は私たちの責任は重かったように思います。それだけに私自身もう少し何かやれたのではないかと大会を終えた今も考えてしまいます。

 

 

そして最後に後輩に伝えたいことは、もっと様々な場で多くの経験を積んでください。部内での部員との練習やネット将棋だけでは大学以前から強い人に追いつくのは難しいです。仮に棋力だけ追いついても場数を踏んできた差で負けてしまうことも多いと思います。

だからこそ普段の練習をしっかりして知識を蓄積し、そのうえで一般大会などにも出場し大会の雰囲気に慣れることが大切です。また、自分の対局以外にも関心を持ち、強い人の将棋を見て盤上の技術は勿論、時間の使い方などを学んでください。「一を聞いて十を知る」という言葉がありますが、一つの経験からより多くのことを吸収してほしいなと思います。

 

今は自分自身、中四が終わって燃え尽き気味ですが、今月末にある学生王将戦で優勝を狙えるように心技体万全の状態で臨めるように立て直していきます。

 

はに@今日は部長選挙。