皆様こんにちは。水口です。今回は12月24日から26日にかけて行われた学生王座戦を私なりに振り返っていこうと思います。岡山大学としての詳しい結果は江島君が書いてくれた雑記に載っていますのでそちらをご覧ください。

 私としては9局すべてに出させて頂いて2-7という結果でした。対戦校のエース格に当たることが多かったとはいえふがいない成績です。あと1,2勝はしたかったです。ここからは9局の中の1局だけ振り返ります。

 北海道大学の柴田さんとの対局。戦型はこちらの中飛車に居合抜きで対抗されました。この戦型はネット将棋で嫌というほど指されていたので自信はありました。

  あえて5五歩を突いていないのが工夫で5五銀とぶつける筋を含みにしています。ここで5五銀を警戒して6五桂、6八角を利かしてから2三銀とされましたがこれがあまり良くなく7七桂が絶品になってこちらが指しやすくなりました。以下、同桂成、同角、3二金、5五桂で優勢に。後手としては5四歩と突く手を考えた方が良かったようです。

 10手ほど進み上図。ここで同飛、4九角、5三歩成と焦ってしまったのが最悪の手順で5八角成、4三と、6九馬、3二と、同銀と進んでみると相手玉は薄いものの攻めのとっかかりがなくここでは互角に戻っています。実際は上図はこちらが少しいいぐらいで、先手がかなりいいと思ってしまったのが良くなかったです。上図では同金とゆっくり指すか4九角のときに5九飛と逃げておくなど一旦落ち着いた方が良かったです。ここらへんは冷静さを欠いていたので反省です。

 そして、最終盤。形勢は逆転されて不利になっています。ここでは5七飛!という手がありました。以下6三馬なら3七飛成が好手で同金、2五桂から寄ってしまいます。本譜は5八飛だったのですが6三馬が攻防で再逆転。以下は勝ちになりました。

 

 この対局が今回の王座戦を物語っていると思います。とにかく我慢するのが自分の将棋のはずなのに今回は焦って攻めてしまい形勢を損ねてしまうことが多かったように思います。次の大会までは期間があるので修正していきたいですね。

 

 最後に4年生以上の先輩方、本当にお疲れ様でした。先輩方がいるだけで本当に励みになりました。次の中四国大会も頑張りますので応援よろしくお願いいたします。

 3年生、なかなかチームの勝ちに貢献できなくて申し訳ないです。次の中四国大会は自分たちが引っ張っていかないといけないと思うので頑張ろう!

 1,2年生、今回の大会での反省を次の大会に生かして頑張ってください。しっかり一手一手に時間をかけるようになればさらに強くなれます。

 

 というわけでここまで読んでくださりありがとうございました。

水口@次の中四も優勝!!!