前の記事の続きです。

 団体戦の総評、と行きたいところですがまずは個人戦の総評から。個人戦では藤井が準優勝、そして自分が3位でともに学名と西日本個人戦の出場の切符を手に入れることになりました。自分自身、準決勝で藤井に負けたのは悔しいですが大学の個人戦では初の全国ということで頑張りたいと思います。また優勝されたのはよく部室にも遊びに来てくれる、岡山県立大の長谷川さん。個人戦5連覇ということで流石です。おめでとうございます。また、今回は岡大の中でも一年生と二年生の活躍が目立ちました。ベスト32が一年生2人、二年生で2人と大健闘だったと思います。

 

 そして次に団体戦の総評。今回はA級だけでなく、B2級、C級でも優勝と、久々の全階級制覇となりました。岡大全体でも強くなっている人が多いということで喜ばしいことだと思います。B2級、C級でまとめ役となってくれた先輩、同期の方々には感謝です。

そして最後にA級の総評ですが、今回は広大さんとの激しい接戦でしたが優勝することができ、春だけで八連覇春秋通して五連覇できてよかったです。特に水口は厳しい相手とばかりでしたが念願の5-0を達成でき、今大会のMVPといえるのではないでしょうか。また、不調気味ではあった藤吉先輩、藤井、安定して勝った佐々木先輩がいてこそ今回の優勝という結果だったと思います。そして外間先輩、石井先輩、西村、本池、池原、鎌苅には対局のみならず、オーダーを取ってもらったりでありがとうございました。また自分も厳しい当たりではないものの5-0を達成、16連勝を達成できよかったです。今度は誰が来ても勝てるように努力したいです。この調子で西日本大会、富士通杯も頑張っていきましょう!!

 

・・・と、綺麗に締めたいところですが最後に厳しい言葉と現実を部員のみんなには伝えておきたいと思います。岡大は年々戦力が落ちていて去年、一昨年は中四では一強に近かったですが今回の結果で分かったようにもうそんなことはありません。完全に衰退期に入っています。秋では広島大学、松山大学との三つ巴。今回A級に昇級してきた山口大学を含めると四つ巴の戦いが予想されます。個人的には今の岡大の中でA級に出て戦える人数はわずかに五人、ほかの人では一勝をもぎ取るだけで精いっぱいというのが今の現状だと思っています。更にその5人全員が三年生以上ということで仮に秋で優勝できても来年は2位がやっとでしょう。そして再来年は確実にB1級に降級します。

 

 今の部室の状況を見ると後輩と将棋をせず、先輩に将棋を教えてもらおうともせず、同級生の同じ人と同じ戦型ばかり指して、持ち時間の長い順位戦もせずに、あまり考えず早指し将棋ばかり。後進育成ができていない、そのツケが回ってきたのだと思います。楽しむことも大切ですが部活である以上ある程度シビアに結果は求められます。そして結果が伴わなくなり、中四優勝という目標がなくなったとき、残るのは「楽しさ」ではなく「虚しさ」です。記録はいつかは途切れてしまいますがだからといってその記録をつなげようとしない姿勢が良いとは思いません。日頃の練習をもう少し見直すべきだと思います。以上苦言を呈しました。これで総評を終えたいと思います。

 

 

羽仁@広島大学の皆様、運営お疲れさまでした。