こんにちは、伊藤です。いつもは個人視点でA級レポを書いているのですが、今回は部長視点から大局的に書いてみようかと思います。長文ですがお付き合いくだされば嬉しいです。


A級出場メンバーは12人。このうち中四A級初出場は片山、辻井、高平、藤吉、佐々木、小笠原の6人。昨年度とは大きく異なるメンバーとなった。メンバー数は他大学の平均である10人より2人も多く、人数が多いと作戦の幅も広がり、他大学のオーダーに合わせた柔軟な編成が可能になる。A級において出場しても勝つことが期待できる棋力の部員が12人もいるというのは喜ばしいことだ。


一回戦 徳島大学戦

○笠見―北岡●
○辻井―内海●
●伊藤―寺谷○
●岡村―佐藤○
○藤吉―上原●
○佐野―石原●
○山崎―安井●

A級初出場の辻井、藤吉が初勝利。山崎もA級団体初勝利。
緒戦ということもあってオーダーが全く読めない中で、メンバー全員落ち着いて戦えていた。
残り4局に弾みをつける快勝。


二回戦 香川大学戦

○笠見―豊嶋●
○伊藤―西山●
○岡村―松井●
●竹村―白髪○
○藤吉―小松●
○佐野―大上●
○山崎―増永●

白髪さん以外の残り6局はなんとか勝利。この勝ち数は大きい。
一回生の藤吉が2連勝。入学一ヶ月後の大学の大会でいきなりこの成績は素晴らしい。
今後のさらなる成長に期待である。
6-1と快勝。このまま勢いに乗れるか。


三回戦 岡山理科大学戦

○笠見―鶴長●
●辻井―沖田○
○伊藤―小高●
●竹村―浅沼○
○佐野―岩田●
●佐々木―沖○
○山崎―片山●

岡山勢対決。過去に勝ったり負けたりと、毎回いい勝負となっている岡理さん。
オーダーの当たり方は岡山大学が優勢だったようで、相手チームの上三人以外はなんとか勝つことができた。ここで12人体制による編成の多様さが効いている。辛くも勝利。
笠見、佐野、山崎の三回生トリオが3連勝。勢いが乗ってきたか。一回生の佐々木が初出場。


四回戦 島根大学戦

○片山―東●
○笠見―石部●
○伊藤―濱田●
○岡村―白川●
○佐野―山田●
○山崎―釣井●
○小笠原―武田●

望外の7-0。エース対決の副将戦と、初出場の片山、小笠原が初勝利を上げたのが大きい。
ここまでのたくさんの勝ち星が結果として岡大に朗報をもたらしてくれた。
ライバル校の愛大が2敗目を喫し、勝ち星の関係で最終戦を待たずして岡大の団体優勝が決まったのだ。
大変厳しい戦いだっただけに、決まった瞬間は本当に嬉しかった。


最終戦 愛媛大学戦

●片山―西元○
●笠見―細川○
●高平―吉武○
○佐野―西谷●
●佐々木―織田○
○山崎―酒井●
●小笠原―紙田○

優勝が決まっている岡大、最終戦は将来を見据えた育成メインのオーダーで。結果は2-5と初敗北を喫した。
佐野、山崎が5-0達成。特に佐野は過去のA級団体戦から通算して16連勝。この成績は本当に素晴らしい。
高平は初出場でエースの吉武さんと。厳しい相手だったがいい経験になったであろう。
七将戦は最後の最後まで続き、終了したのは21時20分。長い対局だったがA級においては常にこれぐらい粘り強い将棋を指すよう心がけてほしい。


【結果】
優勝 岡山大学(富士通杯、西日本大会決定)
準優勝 愛媛大学(西日本大会決定)
3位 徳島大学
4位 岡山理科大学
5位 香川大学
6位 島根大学


春に優勝したのは岡山大学ですっ!!(どやっ)


なんとか優勝をもぎ取り、3連覇を達成することができた。全員で総力で勝ち取った感の強い、たいへん喜ばしい勝利だった。
今回が初出場の方々。初A級で緊張もあったかと思いますが、すごく頼もしかったです。5-0を達成した人も2人いてとても誇らしいです。
出場された選手のみなさん、運営等サポートしてくださったみなさん、応援していただいたみなさん、本当にありがとうございました。
感謝の気持ちを胸に、選手一同、中四国の代表として精一杯戦ってきます。

以上、長文でしたがA級大会レポはここまでとしたいと思います。お付き合いくださりありがとうございました。


伊藤@そのうち全国大会出場メンバー選考会するかも