ども、ナスは熱を通した方が好きな岡田達也です。
今年の6月から『鳥取砂丘ビジターセンター』というところでお世話になっている。
その名の通り、観光客の方たちの応対がメインの仕事なんだけど、
ここには書き切れないくらい幅広い範囲をカバーしている施設。
ただしーー
僕が携わるのは、
砂丘をガイドすることでもなく、
砂丘の歴史を語ることでもなく、
風紋のできる様子を解説するのでもなく、
落とし物を預かる係でもなくてーー
なんと「熱中症になった方たちの救助」という部分。
‟砂丘の中で動けなくなった方たちを「緊急運搬車両」という砂丘の中を唯一走れる特別な車に乗せて搬送する”
それが、今の、私の、仕事です。
つまり「救急隊員」とまでは言わないけど、レンジャー的な部分を担っている。
搬送車の講習も受けました。
おかげで無事に乗りこなしております。
救命の講習も受けました。
幸い、胸骨圧迫(心臓マッサージ)の経験はまだありません。
だけど、
6月から働き始めてすでに5人の方を搬送した。
軽症の方はともかく、救急車にバトンをつないだのが2回。
それくらい危険な容態だったということ。
僕自身は熱中症の経験がないからわからなかったけど、
その症状を目の当たりにしてさすがに怖くなった。
「熱中症をなめてちゃダメだ」と。
自分と同じレベルで語るのは失礼を承知の上で、
消防士さんとか、救急隊員の方とか
「いつ出番があるかわからない状態で気持ちをキープすること」
その大変さを垣間見ることができた。
*
‟自分が暇であることが喜ばしい”という状況が最初はまったく慣れなかったけど、今なら言える。
「僕が暇な方がいい」
だから、いつ出番があるかわからない状態の中
あれやこれやと雑用をこなしているのが現状で
ジオラマ作りもそんなすき間時間から生まれた作品。
はやく次の作品に取りかかって、どこかの折り紙教室からの
「お願いです、うちの先生になってください!」
というスカウトを待ちたいと思う。
では、また。