ども、鳥取砂丘の湿度と闘い続けている岡田達也です。
劇団の先輩、石川寛美さん
(私は‟師匠”と呼んでいます)
彼女の昨日のポストがとても興味深いものだった。
おはようございます😊
— ishikawahiromi (@ishikawahiromi5) June 28, 2024
介護認定調査員の方の前で俄然張り切っちゃう母。はいはいわかりました、腹筋使って起き上がれますね、頭シャキッとしてますね、何でも素直に言っちゃいますね。
あぁ…間違いなくこの人は私の母だわ、と思いました。
さよなら故郷。
あとは任せろ! pic.twitter.com/p4hqxsbeQz
介護認定員さんの前で「私は元気です!」と、胸を張るお母様の様子。
師匠のお母様にお会いしたのは一回だけ
(しかも30年近く前の話)
なのに、なんだか目に浮かぶようだ。
きっとあのお母様ならそう振舞うだろう。
それが昭和初期生まれの人の矜持だと思う。
*
我が父・隆夫さん(昭和10年生まれ)は
昨年の8月、コロナに感染し入院
生死の境をさまよっていたとき
初めて介護認定員さんのお世話になり「要介護4」と判断された。
それが妥当なのかどうかはわからないけど、
寝たきり、しゃべれない、食事も満足に取れない状態だったことは間違いない。
なぜ永眠しなかったのか不思議でしょうがない。
さておき
隆夫さんは9月に再び介護認定員さんのジャッジを仰ぐ予定だ。
素人目に見て今の隆夫さんに介護度4はない。
どう見積もってもない。
神さまの采配で生き返ってしまった。
僕の演劇人生を生け贄にして。
なんという強運(悪運)の持ち主なんだ。
きっと介護度も2~3に変わるだろう。
「私は大丈夫です! 元気ですよ!」という気持ちの張りはとても大切だと思う。
だけど、家族としては「おいおい、この先のこともあるんだから甘えられる状況にしておこうよ」という気持ちもある。
(とてもずるい考え方だけど)
ま、隆夫さんが介護認定員さんの前で
「私はもうなんでもできますよ!」と、シャキッとした姿を見せるのか?
はたまた
「聞いてくださいよぉ~! 私はパチンコも打てない体になってしまいました! 煙草も吸えない体になってしまいました! お~いおいおいおい(泣)」
みたいな三文芝居を打つのかは僕にはわからない。
まぁ、今、僕が悶々と考えたところでそんなに意味はないので、隆夫さんに任せようと思う。
*
甘えるのも大事
見栄を張るのも大事
だから、どちらも適度に使いこなせれば、というのが僕の考え。
ひょっとするとだけど
舞台に立つことで見栄を張ることを覚えたのかもしれないなぁ
では、また。
追伸
オンライントークショー東京砂漠
次回は7月4日(木)19時30分スタートです!