ども、鳥取砂丘の湿度と闘い続けている岡田達也です。




劇団の先輩、石川寛美さん
(私は‟師匠”と呼んでいます)

彼女の昨日のポストがとても興味深いものだった。

 

 

 

介護認定員さんの前で「私は元気です!」と、胸を張るお母様の様子。

師匠のお母様にお会いしたのは一回だけ
(しかも30年近く前の話)

なのに、なんだか目に浮かぶようだ。

きっとあのお母様ならそう振舞うだろう。

それが昭和初期生まれの人の矜持だと思う。


 *


我が父・隆夫さん(昭和10年生まれ)は

昨年の8月、コロナに感染し入院

生死の境をさまよっていたとき

初めて介護認定員さんのお世話になり「要介護4」と判断された。

それが妥当なのかどうかはわからないけど、


寝たきり、しゃべれない、食事も満足に取れない状態だったことは間違いない。

なぜ永眠しなかったのか不思議でしょうがない。

 


さておき


隆夫さんは9月に再び介護認定員さんのジャッジを仰ぐ予定だ。

素人目に見て今の隆夫さんに介護度4はない。

どう見積もってもない。

神さまの采配で生き返ってしまった。

 

僕の演劇人生を生け贄にして。

 

なんという強運(悪運)の持ち主なんだ。


きっと介護度も2~3に変わるだろう。


「私は大丈夫です! 元気ですよ!」という気持ちの張りはとても大切だと思う。

だけど、家族としては「おいおい、この先のこともあるんだから甘えられる状況にしておこうよ」という気持ちもある。
(とてもずるい考え方だけど)

ま、隆夫さんが介護認定員さんの前で

「私はもうなんでもできますよ!」と、シャキッとした姿を見せるのか?

はたまた

「聞いてくださいよぉ~! 私はパチンコも打てない体になってしまいました! 煙草も吸えない体になってしまいました! お~いおいおいおい(泣)」

みたいな三文芝居を打つのかは僕にはわからない。

まぁ、今、僕が悶々と考えたところでそんなに意味はないので、隆夫さんに任せようと思う。

 

 *

 

 

甘えるのも大事

 

見栄を張るのも大事

 

だから、どちらも適度に使いこなせれば、というのが僕の考え。

 

 

ひょっとするとだけど

 

舞台に立つことで見栄を張ることを覚えたのかもしれないなぁ

 

 

 

 

では、また。

 

 

 

 

追伸

 

オンライントークショー東京砂漠

 

次回は7月4日(木)19時30分スタートです!