ども、自分の作るチリコンカンのうまさに震える岡田達也です。
昨日のつづき
神戸・三宮にある「二宮温泉」という銭湯でのお話。
*
神戸を中心に活動しているであろう
見事なもんもんが入ったヤ〇ザさんたちが
私を中心に左に2人、右に3人というポジションに座った。
(昨日書いたのとは逆になっていますが、こちらが正しいです)
私の左側にいた男が、
私の後ろを通りすぎ、
私の右側に座っていた男性の真後ろに立った。
そして「失礼します!」と声をかけた。
すると私の右隣の男性は深々と頭を下げた。
それはお辞儀ではなく、シャワーに頭を向けたのだった。
それを合図に後ろに立った男性がその人の頭髪を洗い始めた。
ひょ、ひょ、ひょえ~~~~!!!!!
頭を洗い始めたよ!!!!
ここ美容室かよ????
銭湯で他人の頭を洗う人、初めて見たよ!!!
ってことはだよ!!!
ひょっとして俺の右横の人、親分さんなの???
さらに親分の右側にいた若い男性が
「お背中流します!」と言って、
立派なもんもんの入った親分の背中を洗い始めたじゃないか!!!
ひょ、ひょ、ひょえ~~~~!!!!!
背中を流し始めたよ!!!!
俺だって劇団の後輩に背中を洗ってもらったことなんかないよ!!!
むかし小多田直樹くんと一緒にサウナに行ったとき、背中に塩を塗ってもらったことはあるけど!!!
あれが最初で最後だよ~~~!!!!
つ~か
私、しぶきが飛ぶのが怖くて、
自分の頭がちゃんと洗えないんですけど~~~~!!!!!
想像してほしい
このときの私の恐怖
しぶきの一滴でも親分にかけようものなら、
「ごぅらぁぁぁぁぁあああああ!!!!!」
「われ、誰に向かってしぶきを飛ばしとんじゃぁぁぁぁああああ!!!!」
「このまま湯船に沈めて一生浮かび上がれん体にしたろかぁぁぁぁあああ????」
という展開になって、翌日のステージに立てなくなるのは間違いない。
そのときの上演作品は『TRUTH』という時代劇で、僕はけっこう出番が多い役だった。
ダブルキャストでもないし
絶対にここで死ぬわけにはいかない
僕は生まれて初めてのレベルで慎重に頭を洗った。
もちろん、親分にお湯がかからないようにするため。
今「洗った」と書いたが、ちゃんと洗えてたかどうかの自信はない。
もしかしたら泡まみれのままだったかもしれない。
僕は這う這うの体で、カランを離れた。
そしてーー
ここで素直に風呂場から出ればいいのに
「う~ん、今出たら「あ、こいつ逃げやがったな?」って思われるかもしれないな。それはいやだな」
というわけのわからない意地を張ってしまい
僕は風呂場から出ることなく湯船に浸かった。
*
すみません
二日で書ききるつもりが思いのほか長くなってしまいました。
もう一日ください。
必ず明日で終わります。
つづく
追伸
オンライントークショー東京砂漠
次回は16日(日)19時30分スタートです!
「バナナファクトリーってなんですか?」ってお客さんが多いようですね
もしもこれを覚えているお客さんがいたらすごいです
「知ってるよ!」という方、ぜひともご参加ください
中村恵子さんと坂口理恵さんからお名前を読み上げて褒め倒してもらいましょう!