ども、竹内涼真くんとアドレス交換した夢をみた岡田達也です。

 

 

 

 

昨日、MRI検査を受けてきた。

 

人生で3度目。

 

これまでの2度は椎間板ヘルニアの検査、

 

今回は初めて脳の検査。

 

そんな違いはあれど、どちらも同じ検査機器を使用する。

 

 

「MRI」

 

おそらく経験してる人のほうが少ないのではなかろうか?

 

あれ、けっこう大変で。

 

狭い中に閉じ込められて、

 

ビルの解体工事みたいな「ドン、ギ~、バンバン」みたいな音が周りからずっと聞こえてくるかんじ。

 

その状態が20分以上続くのだからストレスでしかない。

 

実際、閉所恐怖症の人は無理らしい。

 

 

 *

 

 

若い検査技師さん(女性)の問診が始まった。

 

「体の中に金属はありますか?」

 

「ないです」

 

「ペースメーカーの使用は?」

 

「ないです」

 

「ストーマーは?」

 

「付けてません」

 

「アクセサリーは?」

 

「磁器ネックレスをしています」

 

「はずしてもらいますね」

 

「はい」

 

「閉所恐怖症とかではないですか?」

 

「ちがいます」

 

「よかったです」

 

「ですが、以前2回MRI検査をしたことがあって、やはり気持ちのいいものではなかった記憶はあります」

 

「そうですよね」

 

「でも大人なんで頑張ります」

 

「(笑)」

 

「大人なんで」

 

「あの~」

 

「なんでしょう?」

 

「気休め程度なんですけど。今は検査の最中、狭さを感じないように映像が見られるようになってるんです」

 

「えっ、それはすごい!」

 

「はい。大人の方ですと、列車が走ってたり海やビーチなんかの美しいが映像が映し出されて、BGMが流れるんです」

 

「へぇ~」

 

「お子さん用にはクレヨンしんちゃんとか」

 

「へぇ~」

 

「どうします?」

 

「ぜひともお願いします」

 

「ではご用意しますね」

 

「あの~」

 

「なんでしょう?」

 

「映像はその二択なんですよね?」

 

「そうですね」

 

「マッドマックスとかはーー」

 

「ないです(笑)」

 

「ですよね」

 

「えぇ」

 

「じゃ、く、」

 

「え?」

 

「く、く、」

 

「九九?」

 

「クレヨンしんちゃんでもいいですか?」

 

「えっ?」

 

「クレヨンしんちゃんをお願いしたいです」

 

「……」

 

「……」

 

「わかりました」

 

「見た目は大人かもしれませんが、中身はお子様なんです」

 

「はぁ」

 

「……」

 

検査技師さんが小声で言った。

 

「私も絶対にクレヨンしんちゃんを選びます」

 

「ですよね?」

 

「もちろん!(笑)」

 

 

 *

 

 

それから約20分

 

僕は、しんのすけの下ネタと、ひろしのボケと、みさえのツッコミを楽しみながら、あっという間の時間を過ごすことができた。

 

あの狭い空間の中でそんな映像が見られる日が来るなんて、本当に驚いた。

 

賢い方々のおかげで検査機器も進化しているらしい。

 

 

次のお願いはーー

 

胃カメラをもっと小型化してもらって、管をなくしてもらって、ワイヤレスで映像が見られるようにしていただきたい。

 

よろしくお願いいたします。

 

 

……誰にお願いしてるんだ???

 

 

 

 

では、また。