ども、レンコンのはさみ揚げに目がない岡田達也です。

 

 

 

 

我が父・隆夫さん(88)は、昨年8月コロナに感染し入院。

 

一時は生死の境をさまよっていたが、

 

病院スタッフさんたちの看護・介護・リハビリのおかげでV字回復し、

 

3月上旬、自宅へ帰還した。

 

現在はデイサービスを利用中。

 

 

本人は囲碁を打ちたくて仕方がないのだけど、こればかりは相手がいないと対戦できない。

 

苦肉の策でクロスワードパズルを持たせてみたところ、これが大当たり。

 

かなり熱心に取り組んでくれているようで、どでかいルーペを手に毎日毎日コツコツ解いている。

 

わからない問題があれば、デイサービスのスタッフさんがスマホで調べてくれるそうで、コミュニケーションの材料にもなっているとのこと。

 

とても微笑ましく、よろこばしいことだ。

 

 

 *

 

 

クロスワードパズルをやる方はご存じだと思うけど、

 

あれってマス目をすべて埋めたあと、指定されたマスの文字を並べていくと、とある言葉になるように作られている。

 

それは人名だったり、固有名詞だったり、形容詞だったり。

 

例えばこのページのA~Gまでを続けて読むと……

 

みたいなかんじで。

 

 

 

で、こういう雑誌には必ず懸賞が付いていて、

 

答えを書き込んで送ると何かしらが当たるという仕組み。

 

何がなんでも欲しいというわけじゃないけど、

 

隆夫さんのやる気を煽るために

 

「応募してみよう!」

 

「それで賞金ゲットしようぜ!」

 

「それでうまいもの食べようぜ!」

 

「だからしっかり解いてね!」

 

と、言い続けている。

 

 

隆夫さんも懸賞には興味がなさそうだけど、

 

「そこまで言うなら、まぁ、応募してみるか」

 

とその気になってくれている。

 

そのこと自体も、とても微笑ましく、よろこばしいことだ。

 

 

だが、しかしーー

 

とあるページを見て驚いた。

 

その解答欄にはこのように記してあった。

 

 

解答欄 ヨシナガサユリ

 

タケシタケイコの方がかわいいです

 

 

……もしもし?

 

……しもしも???

 

いらない

 

いらない情報が書かれてますよ

 

たしかにこのページの縛りは「寅さんが恋したマドンナたち」なので、

 

吉永小百合さんも、竹下景子さんも名前が出ますよ

 

だからと言ってその二人を比較しなくていいんじゃないですか?

 

年代も立ち位置もちがいますし

 

てか、竹下さんのファンだったんですか?

 

それ、初めて聞くんですけど

 

いやいや

 

そもそも吉永さんに失礼でしょうが

 

 

……このクソ親父、答えを書くだけでは物足りないのだろうか?

 

まさか、応募ハガキにまでこの言葉を書くつもりなのか???

 

だとしたら、我が家は生涯、懸賞に当たらないだろうな

 

残念です。

 

 

 

 

では、また。