ども、鯖は味噌煮よりも西京焼きを選んでしまう岡田達也です。




一昨日

鳥取県西部地区の高校生たちによる演劇合同発表会

その臨時コーチ(最終日)に行っていた。


これ、とても大切なことなので大きな声で言っておきたいのだけど

僕は演出家ではなく、あくまでも俳優なので

芝居を捉える視点がミニマムになることは否めない。


でも、まぁ、

俳優だけで30年以上飯を食えたことは事実だし

だから「俺は優れた俳優だぞ!」と言うつもりは毛頭ないけど

「多少なりとも芝居を知っている」と言って良いと思う。

いや、たのむから言わせてくれ。

(……誰にお願いしているんだ?)


とはいえ

芝居を伝えるのはむずかしい

いや、何だってむずかしいよ

だってね「こんなふうにやってみて」と言って、

 

それがすぐに実演できるなら何の苦労もない

人間、そんなに簡単に変われないし、変わらない


よく例えに出すけど

王さんがコーチしたら全員がホームランの世界記録を塗り替えるわけじゃないし

イチローさんがコーチしたからと言って、ずべての選手が安打製造機になるわけじゃない

「上川隆也みたいに演じて」と言われて、瞬時にそれができるのなら稽古時間なんて必要ない

セリフと段取りを覚える時間さえあればいい。


ってことは

稽古っていうのは

考えて

悩んで

挑戦して

失敗して

たま~に上手くいって……

そんなことを繰り返す時間なんだと思う

最初から最後まで“正解”を出し続ける必要は無い。


ただし、ただしね

稽古中“何もしない”のはよろしくない

「はやく時間が過ぎればいい」とか

「演出家に何か言われるのイヤだから、さっさと終わってくれ」とか

それはダメだ。


なんでこんな話を書き始めたかと言うとーー

あぁ、ここで時間になってしまった……

つづきは明日ってことで。

申し訳ないっす!




つづく




追伸

オンライントークショー『東京砂漠』

次回は3月20日18時30分スタートです!