ども、猫もおでんも大好きな岡田達也です。

 

 

 

 

本日、2月22日は

 

「にゃーにゃーにゃー」で「猫の日」だそうで

 

「ふーふーふー」で「おでんの日」でもあるそうだ。

 

 

さておき

 

2月生まれの私は「2」という数字がわりかし好きだ。

 

「1」よりも「2」

 

「3」よりも「2」を選ぶ。

 

実際、好きな数字を問われたら「2」と答えてきた。

 

 

 * *

 

 

我が父・隆夫さん(88)は、

8月末にコロナに感染し緊急入院した。

現在、介護医療院にて療養・リハビリ中。

 

 

3月に退院することが決まり、

 

一昨日

 

半年ぶりに我が家に帰宅し、

 

同伴した「チーム隆夫」によって、今後の生活の検討がなされた。

 

 

 *

 

 

母・秀子さんが他界したのが2017年。

 

隆夫さんが82歳のときだ。

 

秀子さんの葬儀が終わった後、隆夫さんはこう言っていた。

 

「お父さんもあと2年だろうやぁ~」
 

 

そうね

 

そうだよね

 

男性の平均寿命を考えたらそんなものかもな

 

逆に言えば、大きな病気をたくさんしてきたのに、ここまで生きてこられただけでもすごいことじゃないか

 

僕は素直にそう思っていた。

 

 

翌年

 

親戚と電話していた隆夫さんが、電話口でこう言った。

 

「私もあと2年だろうやぁ~」

 

 

……ん?

 

……あれ??

 

俺の聞き間違いか???

 

「2-1」は「1」じゃないのか?

 

俺はこんな簡単な算数ができないのだろうか??

 

 

翌年

 

ちょっと気になったので元旦に尋ねてみた。

 

「あとどれくらい生きるつもり?」

 

「そうだなぁ、あと2~3年だろうやぁ」

 

 

……おや?

 

俺の聞き間違いか??

 

なんだか伸びてないか???

 

 

翌年

 

同上。

 

 

あぁ、この人の寿命は

 

家賃のように2年契約で更新され、

 

北陸新幹線のように少しずつ伸びていくんだな

 

そう思っていたのだけど……

 

コロナで入院した昨年の秋

 

「年が越せないかも」と初めて聞く、弱気な発言をしていた。

 

「あと2年」と6年間言い続けてきた人の発言だけに、とても信憑性があった。

 

さすがに私も覚悟を決めた。

 

 

 *

 

 

一昨日

 

検分が終わり、病院に戻る車の中で。

 

フト気になったので尋ねてみた。

 

「で、退院したらあとどれくらい生きるの?」

 

「そうだなぁ」

 

「うん」

 

「あと2年だろうやぁ」

 

「……」

 

 

どうやら「寿命」というものは、刻々と変化するらしい。

 

 

 

 

では、また。