ども、お隣さんからチンゲン菜をいただいた岡田達也です。
昨日につづいて食べ物の話を。
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昨夜、テレビを見ていた。
『バナナマンのせっかくグルメ』という番組。
バナナマンの日村さんが、地元の方におススメの食べ物を聞き込みして、その品を実際に食べに行くという内容。
昨日は札幌がロケ地で、一軒目はスープカレーのお店。
素揚げされた野菜が20種類以上のっかっていて、見た目も派手さがあって実に美味しそうなカレーだった。
『スープカレー』
僕だって何度か食べたことはある。
嫌いじゃない
まずいと思ったこともない
だけど、だけど、だけどね、
「スープかノーマルか?」と問われたら、100%でノーマルをチョイスしてしまう男なのだ。
それは、ひょっとすると、
あのときの経験によって作られたトラウマのせいかもしれない……
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昔々、キャラメルボックスが『グッドナイト将軍』というお芝居で
初めて紀伊國屋ホールに進出したとき
(たしか1993年じゃなかったかな?)
紀伊國屋書店の地下に『モンスナック』という超有名なカレー屋さんがあった。
(現在は場所を変えて営業中)
当時の僕はお金もなく贅沢は許されなかった若造だったけど、
「あの、紀伊國屋ホールの舞台に立てるんだぞ!」
「それはつまり、モンスナックのカレーも食べて、初めて紀伊國屋進出と言えるのではないか?」
「そうだ、そうだ、そうしよう!」
と、無理やり理由をこじつけ、奮発し、憧れのお店に初めて入店し食べた。
一口食べて、心の底から後悔した。
モンスナックの売りは『元祖 サラサラカレー』。
そう、それはシャバシャバのバシャバシャ、
まったく粘度のないルーだったのだ。
“まずくはない、いや、美味しいとは思うのだけど、欲していたものと違う!”
“いくら自分がシャバ僧とはいえ、カレーまでシャバい必要はないんだ!”
その衝撃たるやとても大きく、危なく紀伊國屋ホールに行かないで、そのまま帰ってしまうところだった。
誤解のないように記しておく。
『モンスナック』は超が付くほどの人気店で、根強いファンを持つ。
それほど美味しいお店だということは覚えておいてほしい。
ただ、すれ違ってしまったのだ
ボタンを掛け違えてしまっただけなのだ
スープカレーが全国区になって食べた。
下北沢の有名店にも行った。
札幌に行くたびに食べてみる。
だけど、僕の感想は変わらない。
結局、ココイチや、C&Cといった、トロトロのカレーを求める自分がいる。
(唯一の例外として、マッサマンやグリーンなどのタイカレーは、シャバシャバしていても許せる、というか大好きです)
いいじゃないか
スープカレーじゃなくて、どんなにトロッとしたカレーでも
「カレーは飲み物」と言われてるわけだし。
いいじゃないか
たとえ映えなくてもおいしければ。
「ここのスープカレー食ってみろ! おまえのバカ舌でも価値観が変わるぞ!」
というようなお店をご存じの方、ご教授ください。
情報、おまちしています。
では、また。
追伸
オンライントークショー『東京砂漠』
次回は1月20日(土)19時~
質問などございましたら送ってくださいませ!