ども、お隣さんからチンゲン菜をいただいた岡田達也です。

 

 

 

 

昨日につづいて食べ物の話を。

 

 

 *

 

 

昨夜、テレビを見ていた。

 

『バナナマンのせっかくグルメ』という番組。

 

バナナマンの日村さんが、地元の方におススメの食べ物を聞き込みして、その品を実際に食べに行くという内容。

 

昨日は札幌がロケ地で、一軒目はスープカレーのお店。

 

素揚げされた野菜が20種類以上のっかっていて、見た目も派手さがあって実に美味しそうなカレーだった。

 

 

『スープカレー』

 

僕だって何度か食べたことはある。

 

嫌いじゃない

 

まずいと思ったこともない

 

だけど、だけど、だけどね、

 

「スープかノーマルか?」と問われたら、100%でノーマルをチョイスしてしまう男なのだ。

 

 

それは、ひょっとすると、

 

あのときの経験によって作られたトラウマのせいかもしれない……

 

 

 *

 

 

昔々、キャラメルボックスが『グッドナイト将軍』というお芝居で

 

初めて紀伊國屋ホールに進出したとき

(たしか1993年じゃなかったかな?)

 

紀伊國屋書店の地下に『モンスナック』という超有名なカレー屋さんがあった。

(現在は場所を変えて営業中)

 

 

当時の僕はお金もなく贅沢は許されなかった若造だったけど、

 

「あの、紀伊國屋ホールの舞台に立てるんだぞ!」

 

「それはつまり、モンスナックのカレーも食べて、初めて紀伊國屋進出と言えるのではないか?」

 

「そうだ、そうだ、そうしよう!」

 

と、無理やり理由をこじつけ、奮発し、憧れのお店に初めて入店し食べた。

 

 

一口食べて、心の底から後悔した。

 

モンスナックの売りは『元祖 サラサラカレー』。

 

そう、それはシャバシャバのバシャバシャ、

 

まったく粘度のないルーだったのだ。

 

 

“まずくはない、いや、美味しいとは思うのだけど、欲していたものと違う!”

 

“いくら自分がシャバ僧とはいえ、カレーまでシャバい必要はないんだ!”

 

その衝撃たるやとても大きく、危なく紀伊國屋ホールに行かないで、そのまま帰ってしまうところだった。

 

 

誤解のないように記しておく。

 

『モンスナック』は超が付くほどの人気店で、根強いファンを持つ。

 

それほど美味しいお店だということは覚えておいてほしい。

 



ただ、すれ違ってしまったのだ

 

ボタンを掛け違えてしまっただけなのだ

 

 

スープカレーが全国区になって食べた。

 

下北沢の有名店にも行った。

 

札幌に行くたびに食べてみる。

 

だけど、僕の感想は変わらない。

 

結局、ココイチや、C&Cといった、トロトロのカレーを求める自分がいる。

 

(唯一の例外として、マッサマンやグリーンなどのタイカレーは、シャバシャバしていても許せる、というか大好きです)

 

 

いいじゃないか

 

スープカレーじゃなくて、どんなにトロッとしたカレーでも

 

「カレーは飲み物」と言われてるわけだし。

 

 

いいじゃないか

 

たとえ映えなくてもおいしければ。

 

 

「ここのスープカレー食ってみろ! おまえのバカ舌でも価値観が変わるぞ!」

 

というようなお店をご存じの方、ご教授ください。

 

情報、おまちしています。

 

 

 

 

では、また。

 

 

 

 

追伸

 

オンライントークショー『東京砂漠』

 

次回は1月20日(土)19時~

 

 

質問などございましたら送ってくださいませ!