ども、冷凍炒飯のレベルの高さに驚かされた岡田達也です。
我が父・隆夫さん(88)は、
現在、介護医療院にて入院、療養、リハビリ中。
*
昨日
お見舞に行ったついでに、病院のスタッフさん6人(チーム隆夫)と僕とで、
隆夫さんの今後についての話し合いが行われた。
もちろんその「今後」には「退院してから先」という未来も含まれている。
ようやくと言っていい。
ようやくそこまでの話ができるようになった。
感慨深いものがある。
ちなみにーー
母・秀子さんは、5年ほど闘病生活を送ったが、介護の必要なく旅立って行った。
兄・浩一くんは、生まれつき障がいがあったので、幼少時代から養護施設にお世話になっている。
つまり、
隆夫さんの介護問題は、岡田家にとって、初めてのことなのだ。
不勉強な僕のために、チーム隆夫のみなさんが、
現状のリハビリの様子、容体、食事、排せつに関してなど、
あらゆることを説明してくださった。
そして、担当の看護師さんが口を開いた。
「その上でーー」
「はい」
「息子さんはどうされたいとお考えですか?」
「もちろん、帰れるものなら帰してあげたいです」
「そうですか!」
その、看護師さんの弾んだ声と笑顔を見ただけでちょっぴり胸が痛んだ。
おそらく、帰宅を拒むご家庭もあるんだろう。
もちろん事情はそれぞれあるだろうから、僕がとやかく言うことではないけど。
「えぇ、長い入院になりましたから。本人も帰りたいでしょうし」
「そうですね、ご本人もそうおっしゃってます」
「はい。まぁ、家ではなく天に帰るというのもありかもしれませんが」
「なんてことを!」
「冗談です」
「あたりまえです(笑)」
「ただ、父が今まで使用していたベッドは処分してしまいました。今度、帰ってくるときは介護用のベッドが必要だと思ったので」
「なるほど」
「それから、以前にも写真をお見せしましたが、古い家ですのでバリアフリーじゃないんです。どこまで可能かわかりませんが、段差をなくせるなら帰宅するまでになくしたいと思います」
「そうですね、転倒の可能性を少しでも消してもらえると安心です」
「それから手すりの増設しないとダメでしょうね」
「トイレまでの動線にはすべて必要だとお考え下さい」
「あと、恥ずかしながらデイサービスのことはまったく知らないんです」
「そのあたりはケアサービスの担当がしっかりフォローさせていただきますのでご安心ください」
「ありがとうございます。そんな感じで、何もかも手付かずですので、今すぐ帰宅というのは難しいですけど」
「いやいや、今すぐ退院はできませんから(笑)」
「はい。そこに向けて準備はしていきたいと思います」
「ありがとうございます。では、具体的な話をしていきましょう。現状で問題なのがーー」
ここからそれぞれ専門スタッフさんたちの説明が始まった。
つづく
追伸
次回の東京砂漠です!
劇団の新人さんたちとお話します。
田中くんとは一度共演してますが、早海さんは、一度ご挨拶しただけなのです。
なんだかいつもと違って緊張してる私がいます。