ども、岡田達也です。
我が父・隆夫さん（88）は、
現在、介護医療院にて入院、療養、リハビリ中。
＊
8月末にコロナに感染した隆夫さん、
秋は生死の境をさまよっていた。
息子である私は、“父が心残りなく母・秀子さんの元へ旅立てるためには何をしてあげれば良いのか？”を真剣に考えた。
（……ちがいますって。けっして父に旅立ってほしいわけじゃないんです。誤解しないでください）
そこで浮かんだアイディアはふたつ。
１ パチンコ台の『海物語』を病室に差し入れする
２ 隆夫さんの親友であり、常日ごろから会いたがっているキャラメルボックスOB・今井義博氏と面会してもらう
その二択だった。
（大丈夫です。私の頭は正常です）
そしてその二つを天秤にかけ、僕は今井くんに連絡を取った。
（繰り返します。私の頭は正常です）
＊
“会いたい人に会う”
それは簡単そうで、意外とむずかしかったりする。
時間、場所、タイミング、、、
「またね」「こんどね」「そのうちね」「必ずね」
その気持ちに嘘はないと思うけど、
何か一つがズレてしまっただけでその難易度はグッと上がる。
僕にも「会いたいな」と思っている人が何人かいる。
だけど実現できていない。
忙しいスケジュールを縫って、わざわざ鳥取まで足を運んでもらった今井くんには感謝しかない。
実際、今井くんに会って隆夫さんの血色は明らかに変わった。
僕と面会するときはいつもベッドの上なのに、親友にカッコ悪い姿は見せられないと思ったのか、わざわざ車イスに乗って、食堂までやってきて面会した。
「今から将棋を打つから盤を持ってきてくれ！」
というほどハッスルしていた。
面会時間の制限があるので、残念ながら看護師さんに断られたけど。
昨日、二度目の面会に行った。
昨日は隆夫さんの調子がそれほど良くはなかったので、ベッドの上での面会となったが、それでも必死で笑顔を作っていた。
今井くんは「春になったらまた来ますよ！」と言ってくれた。
隆夫さんは「こうなったら、しょっちゅう来てもらわんといけん！」と言っていた。
今朝早く、今井くんは東京へ帰っていった。
きっと春になるころ、彼はまた来てくれるだろう。
「会いたい人に会う」
それは力に代わるんだ、と改めて思った。
父上
そんな大きな楽しみがあるのだから、がんばりましょうね
では、また。
追伸
次回のオンライントークショー『東京砂漠』が決まりました！
1月20日（土） 19時～
回したがる男 岡田達也
ボケたがる男 西川浩幸
ゲスト 田中のぶと（うちの新人さん）
早海亜衣里（同じく）
笑い屋 今井義博
……こんなお若い方たち、私のこと知ってるんだろうか？
（田中くんは共演してますけどね）
おじさん、今から緊張してます。