ども、毎年年越しは爆睡している岡田達也です。
あけましておめでとうございます!
本年も
演劇集団キャラメルボックス
ならびに岡田達也(55)
ついでに我が父・岡田隆夫(88)
そしてこのブログ『達也汁』を
よろしくお願いいたします!!!
* * *
新年の一発目にこんなこと書くのは寂しく思われるかもですがーー
舞台に立ってる俳優さんって、年末のSNSに「今年は○本の舞台に出演しました!」なんて書く人が多いです。
僕もその昔は書いていました。
(ついでに「○本の芝居を観ました」なんてことも書いてましたね)
でも、まぁ、去年はやっとこさ1本の出演ですし、
観劇に関しても高校生たちの舞台の方が多いくらいです。
(芝居に関しては東京に一極集中しているのは間違いないです)
だからわざわざ発信するほどのこともなく。
それに、今年(2024)の舞台のオファーも何本か頂いたのですが、すべてお断りしているのが現状です。
正直「舞台に立たない舞台俳優なんてどうよ?」とも思ったりします。
30代、40代の頃の自分は“現役感”というものにとてもこだわっていました。
俳優としては、心も技術も未熟なのは承知していたので、胸を張って「俳優です」と名乗るためには、立てる舞台が必要だったのです。
舞台に立ち続けることで、心身を鍛え、アンテナを張り続け、自分自身に負荷を与えてきました。
たぶんですけど、これまでの人生で3,500ステージくらいは舞台に立たせてもらっていると思います。
我ながらすごいペースで舞台をやってきたものだと感心します。
今はそのスピード感を失っているので、
「このままだと自分が錆び付いてしまうんじゃないか?」とか
「お客さんに忘れられてしまうんじゃないか?」とか
そんな不安もちょっぴりあるにはあるのです。
が、もしも「俳優・岡田達也」を気長に待っててくださる方が一人でもいるのであれば、まだ看板を下ろさないで頑張っていこうと思っています。
「今年は○本の舞台に出演する予定です!」なんて声高らかに言えなくてごめんなさい。
本業に関しては何の抱負も述べることはできませんが、
そんな中でも
後悔の少ない人生を送れるように、
笑顔の多い時間を過ごせるように、
例え自分が出演していなくても舞台に足を運んでもらえるように、
そんなことを思いながら考えながらこの一年を過ごしていきたいと思います。
どうかみなさまにとっても良い一年になりますように!
では、また。