ども、昨夜作ったホルモンそば(鳥取の名物)も大満足の出来だった岡田達也です。




我が父・隆夫さん(88)は、

現在、介護療院にて入院リハビリ中。


8月末にコロナに感染し、入院した先で主治医の先生にこう言われた。

「かなり低空飛行の状態です。年齢と体力を考えると、いつまでこの状態が続くかわかりません」

88だもの

仕方ないよな


「つきましては今後の治療方針についてなのですがーー」

と、終末医療の話し合いもした。


隆夫さん自身も言っていた。

 

「年は越せんだろうやぁ」

 

一年中「自分の寿命はあと2年」と言い続けていた人とは思えない弱気な発言じゃないか

 

よほどしんどいのだろうなぁ

 

本当にお迎えも近いかも

 

そう思っていた。

 


が、何がどう間違ったのか?

その後、徐々に体力が回復し、介護病院に転院できるまでになった。

基礎疾患の塊みたいな人が、どうして回復できたのか?

 

回復してしまったのか?

 

いつの日か神さまに問うてみたい。

 

 

そして


数日前、主治医の先生から「息子さんを呼んで話をしたい」と言われて、思いっきり早とちりし、

僕に「あと数日の命なので、腹を括ってください」と脅迫メールが打ってきたほどには元気だ。


長い前置きはさておきーー

一昨日、病院から電話があった。

「甲状腺の数値が良くないので、専門の先生に診てもらいましょう」と。

「いや、そのまま放っておいてください。自分の死を早とちりした天罰です」

そう言うほど父のことが嫌いではない。

「是非、お願いします。どのようにすればよろしいですか?」

と、尋ねた。


その先生は、最初に入院していた病院にいらっしゃるとのこと。

明後日の金曜日、その先生の予約が取れたので、朝から福祉タクシーに乗って診察に行ってくる。

もちろん、僕が同伴しなければならない。

タクシーを予約し、なんだかんだと手続きを済ませ、隆夫さんにメールを送った。


 *



甲状腺の検査

22日(金)8時30分に迎えに行きます。
そこから福祉タクシー(今度は車イスで移動)で、市立病院まで。
帰り時間は診察が終わり次第(何時になるかわからないとのこと)、再び福祉タクシーで戻ります。
タクシーは予約しておきました。

往復で1万円ほどかかりますが仕方ないでしょう。

金曜日までに一度、病院には顔出します。
外出に関して必要書類の記載もしなければなりませんので。


 *



ブレザ-とぼうしを
お願いします
   父


 *

 


帽子、そちらに一つ、持って行ってるはずですが。

棚の中にグレーの帽子がありませんか?
確認してもらってください。
なければ持って行きます。


 *

 


看護師さんにみてもらい帽子はありました。
ブレザー

 

 

 *

 

 

……ブレザーが何なんだよ???

 

なんて意地悪は言わないで持って行ってやるか……

 

これは母・秀子さんの一周忌に、僕が選んで購入した、隆夫さんお気に入りのジャケットのこと。

 

 

以前にも書いたがーー

 

病院から病院へ移動し診察するために、わざわざ正装したいという伊達な思いには頭が下がる。

 

「暖を取るためにパジャマの上に羽織るもの」くらいならまだわかる。

 

僕ならそうするだろう

 

しかし隆夫さんは違う

 

一張羅をよこせだぞ?

 

花見か、宴会か、お見合いでもするのか???

 

ひょっとしたら、“この妙な見栄”が、この人を長生きさせてるのかもしれないなぁ

 

 

ってことで、明後日の朝、連れて行きます。

 

その前に、今日も洗濯ものの交換です。

 

本日は散髪もご所望されているので、2ブロックにしてやろうと思います。

 

 

 

 

では、また。