ども、引き落とされていく岡田達也です。

 

 

 

我が父・隆夫さん(88)は

現在、入院療養中。

 

ってことで

隆夫さん宛に届いている請求書を

有能な従者である私が

代わりに払いに行っている。

 

昨日はKDDIから

9月分の携帯料金の請求書がきた。

 

紙、

つまり振込用紙が届いたのだけど

開封し金額を確認して驚いた。

 

「請求金額 2,401円」

 

うん

まぁ、そんなもんだろう。

この数字は問題ない。

 

仮に

この数字が24万円とかだったら

すぐに病室に飛んで行って

「てめぇ、何しやがった?」

と、問い詰めていたところだが

その必要は無さそうだ。

 

問題はこの総額じゃなくて

料金内訳表の中の一行だった。

 

「紙請求書発行手数料 330円」とある。

 

……えっ?

……まってまって??

 

この請求書、330円もするの???

 

封筒の中にさらに別の紙が入っていて

それを引っ張り出して読んでみると

「物資高騰につき紙請求書発行手数料を12月から440円に引き上げさせていただきます」

とあるではないか。

 

……おいおい

……おいおいおいおい
 

440円?????

 

いや、わかるよ

ペーパレスは大事なことだし

紙請求書の発行には

どうしても人手が割かれるだろうし

 

全員、口座振替かクレジットカード払いにしてくれたら

すべて解決するもんね

 

にしてもだよ

思いっきり力技だな

 

 

そう、

隆夫さんは携帯料金の支払いを

口座振替にしていなかった。

 

それは

僕が思うに

意図的なものではなく

口座振替に移行するのが面倒だったからなのではないか?

と想像する。

 

理由はともかく

隆夫さんは年間にすると

330円×12=3,960円も

余計に払っていたことになる。

塵も積もれば~だ。

 

そういう人

他にもいるんじゃないだろうか?

とくに高齢者の中に。

 

僕が心配することでもないが

ちょっとモヤモヤしてしまった。

 

仕方がないので

同封されていた口座振替依頼書に

“僕の口座番号”を書き込んで捺印し

今日、投函する。

 

よし

これで紙請求書発行手数料はなくなるな

 

……ん?

……まてよ

 

ひょっとして

これ

隆夫さんの作戦か?

作戦なのか??

 

「達也がこれに気付いて、自分の口座からの引き落としにしてくれたら、俺は払わなくて済むようになるかもな。グフェフェフェフェ(笑)」

 

 

……まさか

……ね

 

 

 

では、また。

 

 

 

追伸 その1

 

次回の東京砂漠は

10月22日 19時~です。

 

 

 

 

追伸 その2

 

思うところあって

今日は改行を変えてみました。

 

「読みやすい」

「読みにくい」

「今までの方が良い」などありましたら

教えてください。