ども、溜まっていた町内会の仕事に追われる岡田達也です。
鳥取に帰省する直前
とある芝居が観られることに気付き
当日チケットを押さえて
下北沢の本多劇場に駆け込んだ。
それがこちら。
『ONEOR8』の田村孝裕くんが作・演出
出演者には
『52pro』主催の塚原大助くん
そして、68歳にしてルフィの声を操る田中真弓さんなど
『世襲戦隊カゾクマン』のメンバーが名を連ねていた。
自分の本番中に
他の人の芝居を観に行くというのは
なかなかに刺激的だ。
あくまでも個人的な感覚なんだけど
芝居の本番中って
自身のアンテナが
普段よりも立ってるような
あるいは
神経がビビッドになっているような
とにかく
いろんな部分が敏感になっているので
(ひょっとすると気のせいかもしれませんがね……)
他の芝居なんか観に行くと
良いも悪いも含め
全部全部受け取ってしまう。
つまり、刺激が強い。
*
さすがに田村先生の作品だけあって話も面白かったし
真弓さんは相変わらずキュートで可愛らしく
(なのに、なんであんなに少年の声が似合うんだろう?)
大助も頭を剃り上げて、気合の入った役作りをしていた。
そんな魅力がいっぱい詰まっていた舞台だけど
一番驚かされたのが、那須凛さん。
青年座所属で
お父様は大村未童さん、お母様は那須佐代子さんという
超サラブレッド。
名前は存じてたけど
生で演技を見るのは初めてだった。
いやはや、たまげた。
普段の彼女を知らないけど
あんなに見事な役作りを見せられたら
もう降参するしかない。
表現されているものがすべて瑞々しく魅力的で
芝居を観ながら「うらやまし~!」と嫉妬してしまった。
読売演劇大賞で杉村春子賞を受賞しているのも大いに納得。
絶対に無理なんだけど
“あんなふうにセリフがしゃべれたらいいのに”
と客席で見悶えてしまった。
そうそう
自分が本番中に他の芝居を観劇すると
こういった「ないものねだり」が多発するからややこしい。
ま、そんな高望みしないで
まずは福岡まで10日以上開いてしまうので
セリフを忘れないようにすること
(当たり前だ)
共演者の顔と名前を忘れないようにすること
(……大丈夫か?)
身体がなまらないようにすること
(稽古・本番中以外は運動しないんですよね)
などを心掛けるとしよう。
自分にやれることを大切にね。
偶然観に来ていた山口良一さんも一緒に。
では、また。