ども、劇場入りするとなぜだか普段よりお腹が減る岡田達也です。

 

 

 

 

 

昨日は場当たり(テクニカルリハーサル)。

 

 

夕食休憩のとき

 

音響スタッフの方に言われた。

 

「今日は2階席でみなさんの声をチェックしていたんですけどーー」

 

「はい」

 

「岡田さん、マイクなしでいけますね」

 

 

うわっ

 

これはうれしい一言だ

 

 

「ホントですか?」

 

「えぇ、サンシャイン劇場を知り尽くしているしゃべり方ですよ(笑)」

 

 

 *

 

 

僕は声帯に三度もメスを入れているほどの

 

“ガラスの喉”の持ち主なので

 

声を張ればあっという間に喉が嗄れてしまう。

 

なので、せっかくピンマイクを付けているのだから機材に甘えてもいい。

 

それは別に悪いことじゃない。

 

 

だけど

 

先日、明治座で観劇した

 

『隠し砦の三悪人』で

 

上川隆也先輩の圧巻の声量に刺激され

 

稽古中から意識的に

 

マイクに頼らず

 

「すべての言葉が聞こえる」

 

「すべての言葉を聞かせる」

 

ことを心掛けていた。

 

 

ここから先は

 

あくまでも個人的な意見だと思って読んでいただきたい。

 

 

どんなに小さな声量で発声しようが

 

マイクで増幅さえされればお客さんには聞こえる。

 

逆に言うと

 

どれほど大きな声を出そうが

 

マイクを付けていれば

 

スピーカーから声が聞こえてくることに変わりはない。

 

 

なんだけど

 

生声の持つ響きってすごい力を持ってて

 

しっかり発声できている人は

 

感情が格段に伝わりやすい。

 

(僕が客席で観ているとそう思うのです)

 

 

叫ぶ必要はない

 

怒鳴る必要もない

 

ただただ、腹式で、身体を共鳴させること

 

これがクリアできているかどうかで

 

ずいぶん印象が違うものだ。

 

 

人の生声って

 

艶っぽいというか、セクシーというか、

 

上手に使えば大きな武器になるーー

 

ってなことを考えてる。

 

 

たかやん先輩のレベルでは発声できないけど

 

少なくとも

 

今、自分で意識して心掛けていることが

 

スタッフさんに伝わったことは素直に喜んでいいだろう。

 

(ま、すでにガラガラし始めてはいるけど)

 

 

すぐに楽することを考える人間なので

 

負荷をかけ続けられるように

 

それに耐えられる体力を失わないように

 

いっぱい食べて

 

(……ダイエットはどうした?)

 

いっぱい飲んで

 

(……絶対必要ないよな?)

 

いっぱい体を温めて

 

(それは大事かも)

 

今日も場当たりしてきます。

 

 

 

 

 

では、また。

 

 

 

 

追伸

 

次回の東京砂漠です。

 

9月2日(土) 19時30分~

 

ゲストは真柴あずき、中村恵子、坂口理恵の先輩方です。

 

なお、私は本番中のためお休みします。